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やはり別れは

あっという間にこの季節になった。

ご縁があり、公教育へ携わったのが去年の6月。

週に1,2度クラスにお邪魔して、英語の授業のお手伝いを始めた。

5,6年生。子どもたちにもいろんな子がいた。

どんどん話しかけてくる子。

頑なに目を合わせようとしない子。

分からなくて固まっちゃう子。

分からないけど何かしら伝えようと努力する子。

私もみんなの名前や顔、性格、クラスでの立ち位置が分かってきて、少しずつ距離が縮まるのが分かった。

週に1回のクラスが本当に楽しみになって、

みんなのできることが増えて、
発表に感動して、仕方なかった。

そしてついにみんなとお別れ。

サプライズでもらったメッセージカードやお手紙には、たくさんのThank you.

そして

「先生のおかげで英語が分かるようになりました」

「アメリカに行きたいので中学校でも英語頑張ります」

「英語は苦手だけど発表しようと思えました」

たくさんの成長。

それに携われたこと、どれだけ誇りに思うか、彼らは分からないでしょう。

私は感傷に浸って、またクラスを一緒にやりたい、あの笑い声を聞きたいなんて思うけど、

彼らはずっと前を向いて、どんどん成長して、新しい友達や先生と出会って、自分でたくさんの選択をしていくんだろうな。

そして、私という講師がいたことは、いつか忘れてしまうんだろうな。

でもいい。私のことを忘れても、わたしが伝えたかった英語の楽しさを思い出してくれたらいい。

でも、また会えたら、

「M先生ー!」って呼んでね。

また、「Hi!」て言うから。


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