まさきとみずもとかづき

オンライン寺子屋 中村 柾 千葉県公立中学校教員→ボストン市教育委員会 齋藤 みずも 島根県隠岐國学習センター → かづき 大学院生→ 中学校教員 →EdFuture

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"えっ、この非常時にさえICTを使わないのなぜ?"の文科省説明会[5月11日]を文字起こししてみた

5月11日に文科省が情報環境整備に関する説明会をYoutubeでLIVE配信しました。 そこでの、文部科学省 高谷浩樹 初等中等教育局 情報教育・外国語教育課長 の説明会がかなりパワフルなメッセージだったので、是非多くの人に読んでもらいたいと思い、文字を起こしました。 この説明会がきっかけで、私たちは現役の先生たち中心の完全無料のオンライン個別学習サポート、オンライン寺子屋を開始しました。 その様子は朝日新聞にも取り上げられました。 一部抜粋 "えっ、この非常時にさ

    • 公立中学校教員として4年間部活指導して分かった部活動の真実〜部活論争で見落とされている6つの点〜 日本の学校考察#2

      「やっぱもう限界。仕事は好きだけど、体力がもたない。」 そう言って、自分の友達は学校の先生を辞めてった。とても教育に熱い思いを持っており、スマートであり、生徒のことをよく思っている友達だった。 辞める原因は様々あるが、その原因の一つで出てきたのはやはり今話題の「部活」である。 「ブラック部活動」という本が出たのが2017年。 その後メディアでも多く取り上げられて、問題視されるようになってきた2018年に自分は新卒で公立中学校の教員になった。 「部活動」 という活動は

      • 1年間の目標の立て方 〜 中3受験生の担任をしながらスタンフォード・ハーバードに合格した目標の立て方を大公開〜

        はじめに 2023年の年末。 現在通っているハーバード大学院があるボストンから日本に一時帰国する飛行機に乗っていた。 日本に着くまで15時間。 この15時間は1年間の振り返りと次の年の目標立てをすると決めていた。 なぜなら、1年間の振り返りと次の年の目標決めをすることが、その1年をどう過ごすかに大きく影響すると感じていたからだ。 正直に話すと、2023年はイマイチであった。 ある程度結果は出たものの、自分が思ったようにできなかった部分が多くあった。何より、プロセス

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        • スタンフォード教育大学院での 11ヶ月の学びを振り返る〜アメリカ大学院留学日記#3〜

          先日、スタンフォードの卒業式があり、あっという間の大学院の1年目が終盤に近づいた。 そんな、スタンフォードの教育大学院の1年間の学びを振り返ってみようと思う。 「学び」とは「多様である」 この1年間で「学ぶ」ということが、いかに「多様」であるかを肌で体感した。 世界のITとイノベーションの最先端・シリコンバレーの中心にあるスタンフォードの教育大学院。 この1年間で自分が受けたのは、「教授の話を聞いて、論文を読んで、問いの答えを探すという学び」ではなく、「教室の外に出てイ

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          アメリカ・スタンフォードに高校生を連れてきてみた〜第一回ワールド寺子屋の軌跡〜

          「教育×スタンフォード」 というバックグランドを最大限活かすには? ということで、自分がアメリカでできることをずっと考えていた。 その中で以下の事は以前にも実施したことがあった。 ・アメリカ大学生ライフについての情報の発信 ・日本の学校にオンラインで講演をする それ以外に何かできることはないか。スタンフォードに行くことが決まった後、「現地で何ができるか」「何を仕込めるか」を日本にいるときから考えていた。 ---------------------- 「海外に行く

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          世界最先端のスタンフォードの教育大学院と授業の紹介&秋学期振り返り アメリカ大学院日記#2

          スタンフォードでの2学期目が1月から始まった。 スタンフォードは珍しく4学期制を取っており、秋、冬、春、夏学期があり、1月からは冬学期が始まった。卒業はプログラムによって異なるが、自分は2023年の7月である。 このnoteでは以下を紹介したいと思う 1.自分が今いる教育大学院のLearning Design and Technology(LDT)について 2.2022年のスタンフォードの秋学期の振り返り 1.スタンフォード教育大学院Learning Design an

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          なぜ海外大学院に行くことにしたのか〜新たなスタートライン、アメリカ行ってきます〜 アメリカ大学院日記#1

          「どうしてアメリカの大学院行くんですか?」 この1つの質問の裏側には、実に様々な問いが隠れており、どの質問を本当に聞いているのかはかなり人によって異なる。 「どうしてアメリカの大学院行くんですか」の問いを分解してみると大きく以下の8つがある。 Q1 いつから大学院を行くのを考えていたのか? Q2 なぜアメリカなのか? Q3 なぜ今なのか? Q4 準備はどのくらいかかったのか? Q5 仕事と大学院の準備どう両立したのか? Q6 仕事は休職 or 退職? Q7 どんなことを

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          ハーバード・スタンフォードどっちに行く?究極の選択の選び方〜決断に迷っている人へ〜 アメリカ大学院留学日記#0

          人には必ず選択をしなければいけない時がある。 仕事や学校、パートナー、住む場所、行く場所、ライフスタイルなど選ばなければ行けないときがある。 自分もものすごく悩んだ。 2022年4月15日。 この日は大学院の進学先を決めなければ行けないときだった。 幸運にも大学院受験で合格を6つ頂いた。 受験記は以下から。 その中で色々悩んだ結果、ハーバードとスタンフォードの二択になった。 世界最高峰の大学どちらにも行く切符を手にしたが、その中でどちらを選ぶか。 こんな贅沢

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          2022年の上半期の振り返りと2ヶ月間旅しながら働いてみた日記@関西・中国

          今年もなんとあっとういう間に半年終わります。 3ヶ月前まで学校で教えてたの嘘みたいです。 アメリカ、沖縄、関西、中国と色々行っていて、学校で働いてたのがなんだかずっと前のことのようで、懐かしい。 3ヶ月前に考えていたこと、悩んでいたことが3ヶ月経つと案外忘れてしまうなと思います。 今年立てた目標を振り返ってみました。毎年結構気合入れて年の振り返り&目標を立てます。 しかし、目標を立てて見直さず、結局忘れてしまうってあるあるですよね。 自分はちなみにこんな目標を立て

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          一ヶ月沖縄旅して見つけたワーケーション場所&旅人の宿&作業できるカフェまとめ

          この記事は4年間働いた学校の先生を辞めて、スタンフォードに行くまでの期間、フラフラしながら、リモートで働きつつ、NPOの創業準備のしながら沖縄を1ヶ月旅した記録です。 ここで紹介するホステルは全て作業できる場所があるドミトリータイプの宿です。 教員から大学受験まではこちらから 自分の旅の記録と、ワーケーション&旅の情報共有と、そして一番大事な沖縄で出会った素晴らしい方々への感謝の気持ちへ向けて書いています。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 誰もがワーケーショ

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          公立中学校教員のハーバード・スタンフォード逆転合格戦略〜ダークホース的な生き方〜

          「ハーバードに将来行きます。」  5年前、大学生の時に、「大隈塾」という100人ほどの学生が受けている名物授業で公言した。  このとき、「予祝」という、「目標を達成する姿をできるだけ詳細にイメージすることで目標を達成しやすくなる」ということをゲストが言っていた。 単純な自分は、ハーバードに合格した瞬間の喜ぶイメージ、ガッツポーズするイメージ、それを家族に伝えるイメージ、キャンパスに行くイメージをハーバードのホームページを見てイメージしていた。 当時Teach For

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          [7/16(日)第4回】若手から教育を変える U29 Young Teachers Community

          明治維新で日本が変わったときその中心にいたのは20代の若者たち。  教育界に変革を起こすのは情熱を持った若い教員たち。  合言葉は「若手の力で、日本の教育にムーンショットを」 ムーンショットとは「壮大な目標から逆算し、実現することで大きなインパクトをもたらす挑戦的な目標」のことです。 アメリカが冷戦時に、月に行く計画を立てた時の名前が「ムーンショット」です。 日本の教育を、小さく改善するのではなく、「抜本的な大きな改革」をすることを目標としたコミュニティです。

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          教員3年目でもできたこと〜ふつうの公立中学校が市内初の1人1台PC導入校になるまでにしたこと〜

          前回書いた記事がnoteの注目記事になって、良いねも340を超えて、様々なコメントも複数いただいたのでその続きとして今回は、若手が失敗する構造の中でも、「若手でもできるんだぞ!」ということを書きたい。 前回のノートでは、若手が失敗するのは若手の「力不足」「経験不足」と言うのはあるかもしれないが、それよりも1年目から普通の企業では考えられないような多くのタスクを、大学生だった後にすぐこなさなければいけないと言う構造を述べた。 <前回の記事はこちら> このノートを読んで少し

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          教員3年目が感じる若手が失敗する"学校の構造"とその対策 日本の学校考察#1

          学校で働いていてもうすぐ3年経ち、気づいたことも多い。 その中の1つは、「学校とは非常にユニークな構造を持っている組織」であるということと「その構造上若手教員は失敗する」ということである。 ぜひ4月から学校の先生になる人、これから学校の先生になる人に知っておいて欲しい。 この構造を理解することは以下の2点において非常に重要である。 1、若手教員が失敗した時に「それってあるあるだよね」とわかることで、その対策を事前にすることができる。 2、さらに大事なことは、「自分が悪

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          2020年の学校の新しい生活様式まとめ

          2020年は学校にとって歴史的な転換期だったと思います。 コロナによって様々な制限が出てきた中で、GIGAスクール構想がハイスピードで押し進められました。 コロナで今までなかった問題が生まれるor今まであまり問題視されなくなっていた問題が顕著になる→テクノロジーで解決 という流れができ、新しい生活様式・文化も多く生まれた1年だったと思います。 そんな2020年に生まれた新しい学校の生活様式をまとめてみたいと思います。 1、コロナの感染予防対策マスク着用、手洗い・うが

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          なぜ今ここにいるのか〜教師になる理由〜

          「私はやっぱり『先生』を仕事にしたい」という思いに、ここ数年で何度も立ち返っている。 私は教員採用試験に合格し、来春から先生として働く。 ===================================================== 大学受験をする頃の私は、まず、英語が好きだった。 教えることも、やってみたい。 よりわかりやすい授業を追求できる先生になりたい、と思っていた。 受験生だったから「わかりやすい」は授業の中で何よりも大切な要素だった。 その後の

          なぜ今ここにいるのか〜教師になる理由〜