漫画がはじまる を読んだ
我らが桜木花道の誕生日(4月1日ね)も終わり、桜はすっかり散ってしまったけれども、私の中のスラムダンクの炎はまだまだ勢いよく燃えています。
もっと薪を焼べたい…スラダンのネタが欲しい…イノタケ先生が何考えてるのか知りたい…イノタケ先生から湘北メンバーの話聞きたい…という域まで来てしまい、2冊の本に手を出しました。
「空白」と「漫画がはじまる」。
「空白」はイノタケ先生へのインタビューをまとめたもの、「漫画がはじまる」の方は詩人の伊藤比呂美さんとの対談本。
スラムダンクについて多く語られているのは後者の方なので今日はこちらの本について少し書いておきます。
まず何があれって、伊藤さん、私かな?ってなりましたよね。
もともと漫画好きな方ではあったようなのだけど、スラムダンクを読んでハマってしまい、1年間スラムダンクしか読めない体になってしまったそう。スラムダンクを繰り返し繰り返し読むという「常軌を逸した状態」になってしまったので、「スラムダンクに何かいけない物質でも含まれていて依存症になっているのではないか」とまで思ったんだとか。
いけない物質…私少し前の記事でこう書いてたんですよね
よからぬものでも入ってるんじゃないか
そう思うのもしょうがないくらいのハマり方、私だけじゃなかった!(トトロのさつきちゃんの声で)
初っ端に伊藤さんとの連帯感が(一方的に)生まれて、本を読むスピードがめちゃめちゃ加速しました。途中バガボンドについての章はとりあえず飛ばしたので正味1時間かからずに読み終わってしまいました。スラダンネタ食べさせたら間違いなくギャル曽根より早い。
そしてこの伊藤さん、三井寿の強火担みたいなんですよ。その伊藤さんが三井愛を語っていたこの一言に心からの「わかる」が出ましたね。
ミッチーはとてもエロい。
エロい、そう色気ありますよねミッチー。とても高校生とは思えない。私がミッチーがエロいことに気づいてしまったのは、インハイの時の宿泊先ちどり荘での浴衣姿。あれはあかん。あんな高校生いない。そもそもインハイで来た高校生、旅館で浴衣着ないでしょ…と思ったら小暮君も着てたけど、小暮君ときたら全然エロくないじゃないですか。あの描き分けはイノタケ先生、確信犯でしょ。
色気あるエロい三井寿が令和の世で一番人気なのも頷けます。
(ここまで早口)
この対談本、思ったことをズケズケイノタケ先生に聞いていく伊藤さんが大変GJでした。時折読みながらこちらがハラハラしちゃったけど、これはおばちゃんだからこそ出来る技でありつつ、選ばれしおばちゃんしかできない技。イノタケ先生が前書きで「伊藤さん、僕は見事に脱がされました」とかまたエロいことを言うシマツ。
伊藤さんのあとがきも、さすが1年間スラムダンクしか読めない体になった人のいうことは説得力がある、と唸ってしまう良さ。
ミッチーエロい、に結構行数を割いてしまったけれども、「漫画がはじまる」ザファから沼ったスラダン新規にとってはカロリー高めのお宝ざっくざくな内容で読後の満足度が高かったです。
しかし。
毎度カロリー高めのスラダンネタを仕入れてドーパミン出した後に、ふと「でも…現実にはいないんだよな」と思い出して虚無になるの、どうにかしたいです。
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