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【若手社員紹介】金属事業カンパニー資源循環事業部N.Sさん

こんにちは!三菱マテリアル採用広報編集部です。

新卒入社から3年以内の社員にインタビューする若手社員紹介企画。
今回は、金属事業カンパニー資源循環事業部に所属するN.Sさんにお話を聞きました。


現在の仕事内容を教えてください。

私は、金属事業カンパニー資源循環事業部家電リサイクル室家電推進グループに所属しています。このグループでは、管轄する家電リサイクル工場への操業支援を担当しています。主に、家電リサイクル工場の安全衛生に係る業務や、LCA(ライフサイクルアセスメント)評価が私の業務領域です。

この事業部の特徴は、部署の垣根がないことです。私もまた、工場の操業支援だけでなく、新規設備の開発や、国内初のリサイクル金属ブランドREMINEのブランド拡大に係る業務にも参加しています。気がつけば、製錬所の生産記録とにらめっこしたり、ソフトウェア開発に携わったり。廃棄物!現場で働く!と思い描いていた就活生時代には、考えたことすらなかった毎日ですが、そのぶん刺激的です。

「循環」は三菱マテリアルグループが中期経営戦略2030に掲げる超重要なキーワードです。リサイクルによる資源循環に、素材の製造から処理・処分まで、幅広く関われている現在は、とても勉強になりますし、非常にやりがいを感じます。大学にリサイクル学科はありませんから、社員の学生時代の専攻が、資源、化学、材料、機械、電気、情報、土木、農学etc.と、バラバラなのもうちの部署の特徴だと思います。

三菱マテリアルに入社した理由を教えてください。

私が三菱マテリアルに入社を決めた理由は、私の就活の軸にあっていたことと、当時の採用担当が根気強く電話をくれたことです。つまるところ、最後は「ご縁を感じた」という言葉に尽きると思います。

就活の軸は3つありました。それは、「① 廃棄物に関わる仕事」「② 3年後に実現する技術」「③ 全国に拠点がある」の3つです。

学生時代の研究テーマは廃棄物処分場。当時は、この埋立灰はもともと何だったんだろう、もっと大きな枠組みで廃棄物の流れを知りたいなと思っていました。また、ある研究者の方に言われた「10年後に役に立つかもしれない技術はもちろん大切だが、2~3年で実現できる技術開発も同じくらい大切だ」という言葉に共感し、最終的にメーカーの技術職を目指しました。

目の前の課題や目標に対して、今ある技術を工夫して組み合わせてビジネスの形にすることに憧れたわけです。最後の全国に拠点がある、というのは色んな場所に住んでみたい(出張でも転勤でも)という私欲でした(笑)。

どのような学生生活・就活生時代を過ごしましたか?

学生時代の私は、ボランティア活動に熱心な学生でした。津波被災地で防潮林再生のための植樹活動をしたり、豪雨被災地で、住宅の床下の泥をかき出したり、地域おこしボランティアにもよく参加していました。地元の方や、他のボランティア参加者といった、様々な年代の、様々なバックボーンの方と関われることが一番の魅力。この経験は、今の自分を形作る大切なパーツになっていると感じています。

壊れた石積みを修復するボランティアに参加(左)

就活生時代はというと、進学や研究職も視野に入れており、ギリギリまでうだうだと悩んでいました。私の就活生時代はコロナ禍真っ只中、面接は全てオンライン。本社にも工場見学にも行けなかったのは残念でしたが、三菱マテリアルのさまざまな点をフラットに捉え、好奇心を持って入社できたので結果オーライ。

配属予定の部署が再編されることになり、思いもよらなかった金属事業カンパニーへの入社となりましたが、それがかえって思い描いていた仕事に近く、自分の可能性が広がったなと感じています。

入社してから、どのような面で成長したと感じますか?

学生時代は、好きなことを、好きなだけ、好きなように取り組むことができました。裏を返せば、私はこれに興味がない、これは私の苦手分野、と自分の限界を無意識に決めていたように思います。

企業で働くということは、必ずしも自分の希望が100%通るとは限りません。一方で、自分では見つけられなかった自分の可能性を見つけられる、成長の機会がたくさん転がっている場所であると思います。

知らない、分からない、興味がないと匙を投げず、一つの気に入ったことだけに執着せず、視野を広く持って行動するようになったこと。それが、入社してからの私の成長ポイントだと感じています。

仕事にやりがいを感じるのはどんなときですか?

私がやりがいを感じるのは、タイムマネジメントが上手くできた時です。私の業務は、定期的な業務から、新規設備開発のような、学生時代の研究に近い業務まで色々です。プロジェクトの所管部署が異なる、なんてこともしばしば。

常に複数の業務が同時並行で動き、それぞれメンバーもばらばらで自部署以外の人もいるわけです。そんな状況ですので、小さな〆切まで全て把握して守るのは結構大変。マルチタスクを効率よくこなせると、やりきったなあと思えます。

本当は、わかりやすく「自分の仕事が地図に残ったとき」と言ってみたいのですが笑(学生時代の専攻は土木だったので、諸先輩からこういう話をよく聞きました)。もちろん、資源循環事業部にも技術開発や新規事業開発に注力できる部署があります。その辺りは、本人の希望をよく聞いてもらえる部署です。

三菱マテリアルに入社してよかったと感じるポイントを教えてください。

一番よかった!と感じているのは、有給が取りやすい点です。週末に午後休にすることもしばしば。残業はありますが、その分有給を取ったり、フレックス制度を利用して業務に区切りがついたタイミングで定時前に切り上げたり。この辺りは、業務の進捗と相談しながら、自分の裁量で決めています。

八ヶ岳にて。登山シーズンにはよくハイキングに行きます

業務内容についてだと、製品が廃棄されてから、回収した資源が製錬所で素材に戻るまでの一連の流れを見ることができたことです。廃棄物に絞った仕事を選んでいていたら、資源が循環する様子をここまで詳細まで知る術は無かったと思います。

これから挑戦したいこと、目指しているキャリアについて教えてください。

今後のキャリアを考えるうえでも、キーワードは「廃棄物」です。ボランティア精神や義務感だけでなく、ビジネスとして、資源が息をするように循環する社会が、理想だと思ってます。そこで自分が果たせる具体的な役割はまだ見えていません。10年くらい、好き嫌いせずのんびり自分探しの旅をしようというのが本音です。

海外事業にも興味があります。学生時代、東南アジアの山村近くの斜面で、生活ごみの捨て場用に穴を掘ったことがあります。

穴を掘った時の記念写真。現地NPOの少数民族支援のボランティアでした

狭い島国の日本が、せっかく公害を防止する術を確立し、限られた資源を工夫してリサイクルしてきたわけです。そのノウハウを、国内だけで囲っていてはいけないと思っています。とはいえ、「気負いすぎず、こだわりすぎず」をモットーに、今後のキャリアについて、今後も考え続けていきたいです。

最後に、当社に興味を持ってくださっている学生の皆さんへのメッセージをお願いします。

どんなに就活を頑張っても、世の中に存在する全ての仕事を知り、理解することはできません。そう考えると、自分の考えが全く及ばないところに、自分にベストな仕事があるのかも!?

将来の生活に直結する就活ではプレッシャーも多いと思いますが、気負いすぎず、こだわりすぎず、深呼吸しながら自分のキャリアを考えるのが良いと思っています。

三菱マテリアルは、非鉄金属業界に括られる企業ですが、事業分野は多岐にわたります。「資源循環」「リサイクル」「環境」といったキーワードに興味がある方は、ぜひ、金属事業カンパニーの環境リサイクル部門も選択肢に入れていただければと思います。


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S.Tさん、ありがとうございました!次回の若手社員紹介もお楽しみに!


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