“Getting better”の約束を守り続る
前回よりお届けしているJMOCコラムのアーカイブ。
今回は2021年2月11日のJMOCコラム「“Getting better”の約束を守り続る」となります。
どうぞご覧ください!
UFCベガス18のメインイベントでレフェリーを務めたジェイソン・ハーゾグ。彼の素晴らしいレフェリー・ストップが賞賛を集めています。
日本のRIZINでも活躍するハーゾグ・レフェリーは、MMA屈指の名レフェリーとしてすでに評価を確立しています。しかし、そんな彼でも、昨年5月、UFC Fight Nightのグローバー・テイシェイラ対アンソニー・スミス戦で、ストップが遅いのではないかと一部から批判を受けました。ハーゾグは、この時、“getting better(〔将来〕もっと良くなる)”と約束をしました。
UFCベガス18のメインイベント、アレキサンダー・ヴォルコフ対アリスター・オーフレイム戦。ヴォルコフは最初から優勢に試合を運び、第1ラウンドでオーフレイムを一度マットに着かせました。しかし、その時は、オーフレイムがファイト・バック。しかし、第2ラウンド、2度目のダウンの時、ハーゾグ・レフェリーは、それが再び起こらないことを確信しました。
MMAレフェリーは、勝利目前の選手が仕上げのパンチを何発かヒットさせるのを待つことが多いのですが、第2ラウンド、ヴォルコフの左フックでオーフレイムが四つん這いになるやいなや、ハーゾクは、必要以上のダメージからオーフレイムを守るために両者の間に足を踏み入れました。素晴らしいストップでした。
“Getting better”の約束を守り続るジェイソン。RIZINで彼と共に働けることは、我々日本のオフィシャルにとって貴重な財産になっています。
2022.3.26 JMOC MMA レフェリー&ジャッジ基礎講習
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