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謎の体調不良の原因がわかった話①

 こんにちは。えいちゃんといいます。一般病院に勤務しています。今日は長年悩まされていた体調不良とその原因がわかった時のことをお話します。もしかしたら同じ不調を経験している人も多いかもしれません。また、まだ知らない方もこれを機に普段の生活を見直すきっかけになってもらえればと思います。

 私は大学卒業後、総合病院に就職し、忙しい日々を送っていました。新卒で右も左もわからないまま、とにかく仕事を覚えるのに必死な毎日でした。厳しい人間関係とキツイ業務でストレスフルな日々を送るうちにメンタルも落ちていき、結局その病院は2年で退職しました。
 次の就職先は療養型の施設ですこしはゆっくりと働ける職場でした。人間関係も良く前の職場よりは仕事も覚えやすく、早く一人立ちさせてもらえ、順調にステップアップできていました。

 しかし、その頃から謎の体調不良を自覚するようになりました。夕方になると決まって脱力感や冷や汗がでて目がチカチカしてしんどくなってくるのです。『なんか体調悪いな』という程度なので仕事に影響はしなかったのですが、1〜2時間くらい不調が続きあとは自然に収まっていました。
その時は低血糖症状でもあるんかな、と思っていたもののそれ以上深く調べることはありませんでした。

 ある日、またあの体調不良がきたので、ちょっと気になって血糖測定器で自分の血糖を測ってみました。すると血糖62という数値でした。血糖の正常値は70-110なので、62という数値はまぁまぁ低い値。『やっぱり低血糖だったんだ💦』と不調の原因を低血糖だと突き止めることはできました。ほぼ毎日夕方になると同じ症状が出るということは、昼に食べたものに問題がありそうです。そこで、血糖を上げやすい食材を避けるために炭水化物のGI値を調べる日々でした。GI値とはGlycemic Index(グライセミックインデックス)の略で食後高血糖を示す指標となる数値です。GI値が低い炭水化物を調べて、仕事の日のランチは低糖質のものを食べていました。その頃はパスタや玄米を主食にしていました。食後急激に血糖を上げやすい白米やうどんは避けていました。

 そんなふうに低血糖症状が起きないように心がける生活を送っていたのですが、30代のある日、糖尿病がテーマの研修に行きました。そこで講師の先生が言った内容で 


HbA1cが高くなる前にすでに体の中では食後高血糖が起こっていて糖の代謝異常が起きている。大体食後高血糖が起こって5年くらい経つと糖尿病になると言われている。食後高血糖があってもHbA1cは正常値であることが多いので気づかれない

という話を聞いてはっとしました。私が初めて低血糖症状を自覚したのが20代半ばで、そこから10年は経ってるからもしかして私糖尿病になってるのでは?と頭によぎりました。そういえば低血糖症状の時に血糖を測ったことはあっても食後にどのくらい血糖が上がってるのか測ったことなかったな、と思ったら急にいてもたってもいられず、ネットで自己血糖測定器を取り寄せて食後の血糖を測ってみました。

ちなみに、糖尿病の診断基準は①空腹時血糖126②随時血糖200以上③HbA1c6.5以上…などがあります。私は①と③には該当してないので安心していましたが…

食後60分で血糖189という数値が😨


食後血糖が上がっても140以上になるようなら高血糖だと記憶していた私にはショックな数字でした。『これは、糖尿病予備軍…?!』。ショックで信じられずさらに90分後の血糖を測定。すると…


食後90分で血糖203という数値😱💦

ショックで頭が真っ白になり動悸と現実を受け止めきれない拒否反応が起こりました。今まで低血症状が出た時になぜ食後の血糖値気にしなかったんだろう😭血糖のコントロールがおかしいというサインはすでに出ていたのにっっ…。健康診断でHbA1cが大丈夫だったからすっかり油断していました。それに、体型は標準範囲内でむしろ痩せてる方だったので、まさかこんなに血糖が高いなんて!!と頭の中が血糖200超えを否定したい気持ちでぐるぐるし始めました。

 私の中では糖尿病といえば、さまざまな合併症を引き起こす不治の病という認識でした。30代でまだ病気になるには年齢的に若いのにもう糖尿病になってしまったの⁇!😱

 ショックな気持ちを引きずりながら、その日から私は鬼のように自分の血糖を測る日々が始まりました。


ここまで読んでくださった方ありがとうございました。今後もその後の経過について投稿したいと思います。食後高血糖は職場の健康診断では測定されないため自分の食後の血糖値を知らない人も多いと思います。今はネットで自己血糖測定器を購入できるので、関心がある方は購入をおすすめします。


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