古文の授業の要否の話

また近頃ちらちらと耳にするようになった『古文の授業は必要か否か論』についてちょっと考えてみたのでここでお話しさせてもらいたく。

私のスタンスとしては『国語は現代文だけで正直生きていける。が、教養としてある程度知っていておいた方が良いとは思うので、わざわざ古文の授業時間を取らなくてもさらっと流す程度で良いんじゃないかな』と言うところ。

古文・漢文て、実生活では使われていないわけで、それを詰め込みで品詞がどうの、活用形がどうのとやって覚えたところで、使う機会がないから忘れちゃう。
でも日本史とかやると、当時の風俗とかを知るとっかかりにはなったりするわけだし、日本古来からあったものだから、大切にした方がいいのは確かだと思う。

だもんで、国語科の授業で細かく紐解くよりも、どっちかというと社会科の側面を強くした方が、古文・漢文に親しみやすいんじゃなかろうか。
その授業の中で古典に興味が出たら、読みこなし方とか文法を教える方がスッと入ってくる気がするのよね。
当時の社会状況がこうだった、だからこういう言い回しになってるのね、とか絶対あると思う。

古文て国語科ではあるんだけど社会科でもあるからさ。
文化ってそういうものでしょ?で、それを知っておくことが『教養』な訳だ。
だから別に『古文の授業』として独立させないで、社会科と合わせて『文化の授業』とかにでもすれば良いんではないのかなーと、はるか昔に授業を受けていたけど全く興味がなかったオバチャンは思うわけです。

当のオバチャンは学生時代、古文も日本史も全く興味がなかった門外漢なので、こんなこと言ったらどっちの科の研究者からも殺されそうだな。笑

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