終活ブームに潜む危険・お墓編
終活といって真っ先に何が浮かぶでしょうか?
そのうちの一つが、お墓の心配ではないでしょうか?
かつて石材業界にいた者の視点で、お墓を購入しようとしている方や民間霊園て大丈夫?と思われている方の不安や疑問を解消し、
「お墓」購入の無駄な支出を少なくして、ゆとりある愉しい人生が送れるよう参考情報を伝えてまいります。
では、「お墓」とはいったいなんでしょう?
簡単に言うと、御影石(花崗岩)を加工した石のモニュメントです。
現在、国産石・外国産石問わず墓石の約9割は中国福建省のアモイという海沿いの町で加工されてます。
世界でも有数の石材加工の拠点です。
1980年代の円高不況のころから、日本の石材加工工場が中国人を指導して、今や日本以上の加工技術を身につけた職人が多数います。
石材加工職人は、常に粉塵のなかカット、研磨を繰り返す重労働なので
中国の平均給料より高い給料設定ですが、慢性的に人手不足です。
石の加工というと機械化されてそうなイメージですが、実際はカットと研磨に使う研磨機以外は手作業になります。
例えば球体をつくるには、四角にカットした原石に色鉛筆で印をつけながら、少しづつ水をかけ電動やすりで削っていく感じです。
そんな手作業の加工品中国製ということもあり約10年前の仕入原価は、100万程度のお墓で5万円程度でした。
では、仕入れ原価と販売価格に凄い差のあるお墓の何にお金がかかっているのか?
そして、石材店儲けのカラクリとは?
そのような、知られざる石材業界を業界歴20年の筆者が書いていきます。
現在は、まったく関係ない業界におりますので記載情報は若干古い場合もありますことをご了承ください。
「お墓」を生前に購入する必要性は全くありません。
その購入資金は、貴方や周りの方のため生きているあいだ暮らしのため有意義に使いましょう。
「お墓をつくるより、思い出をつくること」を優先しましょう。筆者の切なる願いです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?