終活ブームに潜む危険・「お墓」を値引きしてみよう。 お墓編その23
もし「お墓」の値引きをするとしたら?
一般的にお盆・春と秋のお彼岸は繁忙期とされ、石材店も強気なので
その時期の資料請求や購入は避けましょう。
石材業界の閑散期は11月から2月くらいです。
特に、2月の購入は中国の旧正月春節の関係で船便や職人が長期休暇に入るので、見本墓石を安く購入するチャンスと思ってください。
閑散期で手元現金の少ない石材店から、破格の値段で買える可能性があります。その見本墓石を半値での値引き交渉して彫刻も施工もサービスしてもらいましょう。
展示用の見本墓石は、いずれ売らなければならないものです。
開園してから、1年以上同じ石が置いたままなら新古品を買えるチャンスと思って、120万円の墓石を30万円位(おおよそ原価)で買えるか交渉してみましょう。
案外、永代使用料で利益が出るタイプの霊園ですと成功します。
その際、石材店から霊園の規定とかいろいろ言ってきますが、その通りか確認してみてください。
「お墓」の価格設定に、霊園は基本的に関係ありません。
霊園の指定石材店による石材組合のルールで決まっているだけです。
今後の保証もあるし、石材店との関係を悪くしたくないと思われたかもしれませんが、石材店の付き合いなど、お寺と違い「お墓」を買ったあと殆どありませんので、気にしなくて大丈夫です。
追加彫刻とか、別の業者に頼めばいいだけです。
(最近は、霊園自体で追加彫刻など受付ています)
石材店は、あの手この手であなたを急かせますが、じっくり粘り強く価格交渉しましょう。
こんなに良くしてくれる営業さんに申し訳ないとか同情心を持ってはいけません。
あなたの好意につけこみ予算を聞き出し、予算目いっぱいの見積書とやや下げた見積書を知らないのをいいことに適当に作成しているのが石材店の営業です。
いつもの一言。
「お墓を生前に買うなら、生きてるうちに思い出をつくりましょう。」
大切な人との時間は「お墓」を買っても得られません。