トルコ旅2024 準備編
6月の初めにトルコに行ってきました。たくさん海外に行っているお知り合いの方に、「今まで行った中で、どこがよかったですか?」と聞いたところ、カッパドキア(トルコの都市)と教えてくれたのです。
初めて聞くカッパドキアという地名をネットで調べると、その風景に釘付けになりました。ラピュタにでも出て来そうな、奇妙な形をした岩が立ち並ぶ不思議な光景。そこからトルコについて深掘っていくと、数々の遺跡や美しい建造物、それにタイルや陶器・刺繍など手工芸品の産地でもあるではないですか。トルコという国に物凄く魅力を感じ、事あるごとに「トルコに行きたい!」と言うようになりました。
そして今年、国内泊も含め9日間の日程で現地へ。まずは準備編ということで、これからトルコに行く方の参考になればと思います。
航空券
直行便と乗り継ぎ、どっちを選ぶ?
まずは航空券の予約。成田と関空からイスタンブールへの直行便もありますが、中国を経由していくと10万円程安くなりました。比較サイトでは、中国東方航空と四川航空の2つがヒット。これらの航空会社って、どんな感じなんだろうと調べると、
「機内食がおいしい」
という感想もあれば、
「トイレが汚かった」
という声も…。
一度体感してみようということで、より評価の高かった四川航空を利用することにしました。
機内サービスとしては、満足でした。ご飯も美味しかったですし、設備も清潔でした。乗客のマナーの面では少し落ち着かない所がありましたが、それはその時の巡り合わせなので、何とも言えないところではあります。
経由地の成都国際空港では次の搭乗まで6時間空きますが、審査や手続きなどをしていると、自由になるのは4時間もないくらいです。この空き時間に、「成都に立ち寄ってよかったー!」と感激した出来事がありました。
搭乗口のあるフロアから1つ上がった階がレストラン街になっているのですが、ここのフォーが絶品なのです!! 帰りも絶対寄ろうと決めて、その時はトムヤムクンを頼みました。中国へのグルメ旅もいいよなぁと、また新たな旅への妄想が膨らみます。
成都国際空港の難点は、WiFiの通信ができない事です。設置してある機械にパスポートを読ませ、IDとパスワードを発行して利用するのですが、全く機能しませんでした。読ませ損です。
ターキッシュエアラインズの機内食が素晴らしい
トルコ国内は、ターキッシュエアラインズでイスタンブールとカッパドキアを往復。ここの機内食で出たホットサンドが最高でした!!
サービスが始まると、パンが焼けたようないい香りが。アツアツでチーズはトロトロ、なのにパプリカはシャキシャキ!お店で作りたてが出てきたようなクオリティです。軽食でこんなに満足度が高いならば、国際線の機内食はどれほどなのだろうかと、食の面でターキッシュエアラインズに興味が湧いたのでした。
空港送迎
予約は余裕を持って
空港からホテルへはどう向かうか。英語が堪能な訳ではないので、できるだけ分かりやすく行きたいなということで、ホテルに送迎を頼む事にしました。宿泊先2箇所のうち、一軒はagodaのチャットからコンタクトが取れたのですが、もう一軒はチャット、メール、whatsappでの連絡にも全て応答なし…。1週間前くらいに連絡を取り始めたのですが、出発が迫ってきても予約が確定せず、ソワソワしました。でもagodaのサポートに問い合わせをしたら、すぐに間に入ってくれたお陰で無事コンタクトを取ることができました。agodaのスピード感が素晴らしかったです。
チャットで連絡が取れたもう1軒も、やり取りは日本の感覚ほどスムーズではありませんでした。日程に余裕を持って、コンタクトを取るのがオススメです。
レビューは正しい
帰りは、ホテルは通さず空港送迎を予約しました。ここでもagoda(回し者のようですが)。めちゃめちゃ便利ですよね、アクティビティも送迎も全てここで完結できるし、オンライン決済できるし。今回は度々お世話になりました。
送迎は評価により値段も違ったのですが、今回は安さを取って「許容できる」評価の車を選択。迎えに来た車は、なかなか運転が荒く、終いには追突されてしまうというトラブルも。幸い大事には至らず、ドライバーも後続車に文句を言っただけで、事故処理をせずそのまま空港へ。これが「許容できる」のクオリティかぁ、と身を持って体感しました。本当に無事でよかった。
物価と両替
ここ数年で急激に変わっている物価事情
出発前、2020年発行(最新)のガイドブックで下調べをしていました。それによると、どうやらトルコはかなり物価が安いらしい。え、ビールとか100円以下で飲めちゃうじゃん!!
浮かれていたのも束の間、トルコに入国してすぐに様子が違うことに気づきます。
国内線での移動まで少し時間があったので、空港内のカフェで過ごすことにしました。パン・オ・ショコラに惹かれてコーヒーと一緒に注文したのですが、席につくなり友人から一言。
「ねぇそのパン、1,200円だって気づいてた?」
「?! 」
値段も気にせず注文したのですが、パン1個1,000円超えとは思わず。ちなみに空港の缶ビールは、スーパーだと1本250円程で買えるものが、3,000円で売られていました。
トルコでは通貨の下落とインフレが起こっていて、数年前の情報とは状況がすっかり変わっています。また空港や観光地の値上げ幅は、上にも書いた通りです。
カッパドキアのような観光地での食事は1人2,000〜3,000円程度でしたが、イスタンブールの地元食堂的な所では、700円〜1,000円くらいで食べることができました。
両替での失敗
トルコではトルコリラとユーロが主で、場所によりUSドルが使えます。飲食店やお土産屋さんはトルコリラ表記が多かったですが、博物館などの入場料金はユーロでした。ガイドさんによると、リラが暴落して不安定なので、数年前からユーロで表示するように変わったのだとのこと。関空で最低限必要な額を準備し、176円でユーロと両替しました。
「イスタンブール空港からの送迎料金は、ホテルのフロントで払って下さい」とメールが来ていたので、カード払いが出来ると思い込んでいたのですが、現地に着いてから再度メールを見てみると、「in cash」となっていた事に気づきました。持っていたお金では足りず、仕方なく両替をしたのですが、その時のレートが、なんと276円でした…!!
9,000円想定の送迎料金が14,000円に膨らんでしまい、楽しい旅の中でその時だけは本当に落ち込みました。
次に行くときは、できるだけカード払いや事前のオンライン決済ができる方法を探そうと思います。
スマホ
SIMかWiFiルーターか?
SIMは空港やカッパドキアでは高いので、イスタンブール市内で買うのがオススメと見たですが、今回の日程がカッパドキアからスタートだったため、wi-fiルーターをレンタルしていくことにしました。
使ってみた感想はというと、メッセージの受信だけはするのですが、送信や検索は出来ませんでした。現地のお店の人と話が弾んだので、翻訳アプリを使ってもっと会話を深めたかったのですが、機能しなかったのが残念。(おじさんが翻訳アプリを立ち上げてくれて、無事会話できましたが!)
服装
石畳にはスニーカーが◎。 夏は着替も多めに
服装の面で大活躍したのが、KEENのスニーカーでした!暑いのでサンダルを持って行ったのですが、結局使ったのはホテル内だけ。トルコは石畳の道が多く、デコボコしています。イスタンブールは坂も多かったので、底に厚みがあってグリップも効くスニーカーは、疲れず重宝しました。
カッパドキアは乾燥していたので、日陰に入れば快適だったのですが、イスタンブールは湿気が多く、午前と午後で着替えをするような毎日でした。夏のイスタンブールは着替え多めがオススメです。
ホテルについてはまた、旅の風景と共にご紹介したいと思います。