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物件探し:初期費用の概算書はいろんなテンプレートで
こんにちは。不動産屋の松野まきです。
長年のバックオフィスの経験を活かして、不動産業界の「中の人」目線で不動産のことを語ります。
概算書は色んなテンプレートで
本日も昨日に引き続き、物出しからの業務スタートです。(物出しについては「弊社こだわりの物出し方法をご紹介します」で詳しく解説しています)
仲介は物出しに始まり、物出しに終わると言っても過言ではない重要な業務。
一口に物出しと言っても、いまお客様が置かれているフェーズや、入居の時期によって手法を変えています。
本日のお客様は内覧物件を選ぶのに「初期費用の概算を参考にしたい」というご要望。(※概算書→初期費用のお見積り)
この場合は即ご内覧に直結する可能性がある為、既にお申込みが入っていないか等の状況も併せて確認しています。
一方で「まずはどんな物件があるか見てみたい」というようなザックリとしたご要望の場合もあります。
弊社では、概算書にもいくつかのパターンを用意しています。
いちばん一般的なのは物件ごとに一枚ずつ用意するパターン。細かい費用まで網羅しているので、ほとんど実費と差異がありません。
でもこれを、ピックアップしたすべての物件の分に用意するのは中々大変です。
それに今回は入居するかを検討している段階ではなく、内覧するかを検討している段階。
この場合の目的は「申し込み前に入居に掛かる費用をすべて把握したい」訳ではありません。
それよりも一目見て複数の物件の初期費用が見比べられる方が、物件同士を比較しやすいんです。
その後内覧して、具体的な検討段階に移ったら改めて物件ごとに一枚ずつ作成します。この段階に来ると契約開始日の事も視野に入れているので、より実費に近い数字になってきます。
こんな感じで、ひとつの概算書を作るという業務においてもフレキシブルに対応するのが弊社のモットーです。
さらに、見やすい以外にもう一つメリットが。
概算書ってプロの不動産屋でも作成に割と時間が掛かるものなのですが、この方法なら一枚一枚作成しなくて済むので時間短縮にもなっているというワケです。
お客様の個展にお邪魔しました
作家をされているお客様が個展を開くという事で夫婦揃ってご挨拶へ。私は以前にも作品を拝見したことがあるのですが、夫はまだ実物を見たことがなかったため、この機会をとても楽しみにしていました。
ギャラリー独特の、現実とは切り離されたような空間でゆっくり作品を堪能させていただきました。ご入居後のお部屋についても良いご感想が聞けてとっても嬉しかったです。
いつか先生の作品を事務所に飾ることを目標に引き続き頑張りたいと思います。