見出し画像

専業主婦という道を選ぶ

想いがあって、ここに表現したいのだろう。

備忘録的に、ここに言葉を紡ぐ。


新しい生活、3週間が経つ。

妻は今、ストレス性難聴気味になっている。

この症状は過去にも何度かあった。


就職1院目。

妻は医療事務として働くが、

スタッフの中にお局的存在が頭角を現す。

行きたくもない飲み会、泊りの忘年会は、

見えない強制力が働き、やむなく参加。

独りぼっちでありながら、働き続ける。

何度も励ましながら、進んできた。

しかし、2月に母と東京ディズニーランドに遊びに行き、

翌日、高熱(インフルエンザ)で欠勤することになる。

しかし、お局さんに「遊んでばかりいるからよ」みたいに言われる。

年休そのものもまともにとれないのか。

今までの苦労は、一回の交代も許されないのか。

無情な人たち。

このダメ押しの一言で、辛すぎて、いる場所を失う。


しばらくして、2院目。

夫妻が開院した診療所に、ようやく就職が決まる。

やはり、一度辞めた人が再就職するのは風当たりが強い。

患者にも、我が妻にも、理不尽な対応を取り続ける。

ここで、ふたたび難聴発生。

低い声は聴きとりにくいらしく、高い声で話す。

ここも働き心地がよくなく、退社へ。


共働きをしてもらった方が家計的に楽なのかもしれないが、

それよりも妻の精神状態を保つ方を優先し、

専業主婦であり続ける道を選択することにした。

その方が私も気楽だ。

でも、世間体的にそれはそれで温かく受け入れてもらえない。


決して、働く人が偉いわけでもないのに。

家にいるからといって、専業主婦が気楽ではない。

ずっと自由に過ごせているわけではない。

意外とそこが理解されない。

ただ、無理に理解してほしいとは思わない。


私は、妻と、娘とで、平和に、仲良く、幸せに暮らしたいだけだ。

妻に色々とやってもらっているからこそ、私は心おきなく働ける。

それで十分だと思っている。

いいなと思ったら応援しよう!