すべてはひとつ、そしてここにある。
ヘルメス・J・シャンブ著『“それ”は在る』を読んで、世界とのあわいに周波数を合わせるべく自己対話する。これぞまさしく一元性の探求であると分かった刹那に、昔の番組を想起する。1980年代に放送されていたバラエティ番組『欽ドン!良い子悪い子普通の子』である。父親役の欽ちゃん、そして息子のフツオ、ヨシオ、ワルオとの会話で成り立つのだが、テンポの良さに懐かしさを覚えつつ、クスクスと笑いながら(笑いはいいクスリである)も、いい子ちゃんとか、普通の子とは一体何だろうと改めて考える。結局