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ディストピア
パリ五輪の体操女子代表の宮田笙子が、20歳を迎える前に喫煙していたことが発覚し代表を辞退した。
驚天動地。現実に起きたことだとは思えない。
「スポーツ」とは“暴力性”を飼いならし切れない社会不適合者にとってのユートピア(一筋の救い)だ。
「五輪」とは他者の気持ちなど二の次で、ただひたすら“自己の楽しさ”を追い求められ続けた人たちの祭典だ。利己とか利他とか、自責と他責とか、そんな小賢しさなど無頓着に、“ただ楽しい”だけであり続けられた人たちの集いだ。
だからこそそれを追い続けられなかった人たちは、憧れと嫉妬で胸が妬ける——尊敬する。
にもかかわらず、そのレースに参加したことがあるのかどうかもわからない匿名仮面どもがごちゃごちゃと五月蠅い。
自分で自分のことを「分不相応なことを言っている」とは思わないのか?と、魔訶不思議だ。