褒め言葉を受け取るということ
「キラキラしてる」という言葉を、実はかなりの数、これまでいただいてきた。
思い返せば、「なんかキラキラしてるから」って言われはじめたのは10年前ごろ。しかも、それが人生で一番はじめの複業につながった記憶がある。
その頃、ただその場で過ごし「出会いが楽しい!」「みんな最高!」と空間を楽しんでいたら、とある企業のプロジェクトメンバーに巻き込んでもらったのだった。私の自由奔放なパラレルキャリアは、実はそんな“キラキラ"というワードからいつも広がっていた。
「私、とってもキラキラしています!」なんて意識してたことはないのだけど、ありがたいことにこの言葉、今だにすごくよくかけてもらえる。(それが何故なのかは、いまだにわかっていないのだけど、笑)
いつもキラキラしてますよね、みたいなワード。すごく嬉しいし、ありがたい。でも実は自分自身が一番、それを素直に受け取ってないかも。と、ふと思った。
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褒め言葉や称賛、ピュアな思いの告白。自分自身は、本当に心から素直にかけることが多いけど、ふと、受け取ってもらえないことが過去、あった。そのとき、「え?なんで受け取ってくれないの????こんなに心から思ってるのに!だって素敵なのに!!!」と、どうしようもなく腹が立った。素直にいいと思っているのに。こんなにまっすぐ想ってるのに!!と。なんだかそれが無性に心の中に残って、寝て起きた翌日の朝まで引きずった。
でも、ふと。
出来事は基本的には、自分の内面を映す鏡。「受け取ってくれてない」と思ったということは、私が受け取っていないことが、たーーーくさんあるんじゃないのかと自分を顧みた。そんなときに立て続けにメッセージをもらったのが、この「キラキラ」というワードだった。そして、あれ?人に対して憤ってるけど、自分はどうなんだっけ。と、自戒の念を込めて、このnoteを書いている。
褒め言葉を、素直に受け取るということ。
それは、相手に対して信頼を寄せることだし、それはまわり回ると、自分自身を信じられるかということにつながるのだと思う。
相手から素直に出た言葉を、素直に両手で「ありがとう」と受け取っているか。はたまた、謎の言い訳バリアを瞬時に装備して、はじきかえしているのか。
もし後者なら、もうちょっとだけ受け取ってみることで、ちょっとだけ未来が変わるかもしれない。だって、そこにはきっと、悪意なんてない。ただ、純粋に、「素敵だな」って思っている混じり気のない気持ちがそこにあるだけだから。あとはそれを、自分自身が信じるかどうか、たったそれだけ。
もっと愛を、素直に受け取ろう。
人に対してはいくらでも褒められるけど、もし褒め言葉をもらって「いや、自分なんて…」と反射的に出てしまう、とっても優しくて謙虚で、人生にストイックなひとがいたならば。
ちょっとずつ練習していこう。勇気を持って「ありがとう」だけ返して、言葉のパワーを受け取ろう。そうすればもっと、心地よく力を抜いて、世界を信じて生きやすくなるはずだから。
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