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【WBC】特別企画その①優勝予想+α
※画像は mlb.com より。全ての商用的権利を放棄して投稿します。
いつもMLBファン合同note企画をご覧頂きありがとうございます。
今年はMLB主催の World Baseball Classic (WBC) が開催される事に伴い、特別企画として参加メンバーにアンケートを実施しました。その結果を複数回にわけてお届けします。
第一弾は優勝予想。各プールの勝ち上がりから優勝国まで順を追って予想頂きましたので、その結果を発表します。(回答母数:52)
各プールの勝ち上がり予想
プールA
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最も激戦が予想されるプールAでは、予想も大きく割れました。その中でも、キューバが42票で最多得票。規制緩和によりメジャーリーガーの参加が予定されている事も影響したでしょうか。加えてオランダとイタリアが20票台と下馬評通りの予想結果に。最も目が離せないプールとなりそうです。
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プールB
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日本の敗退を予想する票は0、かつ、9割以上の方が韓国の勝ち抜けをセットで予想。過去の結果や出場選手のレベルを鑑みても妥当な予想に思えます。
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プールC
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プールCも、アメリカの敗退を予想する票は0。かつ3/4がメキシコの勝ち抜けを予想。コロンビアやカナダも、他のプールなら勝ち抜けるロースタークオリティと言われる中、アップセットを演じられるか注目。
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プールD
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プールDでも、ドミニカ共和国の敗退を予想する票は0。ベネズエラとプエルトリコで票が割れましたが、ややベネズエラが有利との結果に。メジャーリーガーとしての顔ぶれを鑑みると妥当な結果に思えますが、そこは何が起こるか分からない短期戦。ドミニカ共和国の仕上がりが遅ければ、ベネズエラとプエルトリコが勝ち上がる可能性もあり得るでしょう。
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準々決勝突破予想
はじめに。公式発表の通り、日本はプールBの結果が二位以上の場合、その順位に関わらず、以降Q2というカテゴリに位置します。結果によって日程が変わる事が無いように "配慮" された結果でしょうか。言い換えれば、プールAの勝ち抜けチームは、50%の確率で、日本と当たらずに準決勝に進める可能性があります。
この前提を踏まえて、日本が登場しないQ1、日本が(二位以上なら)確実に登場するQ2、という形で、それ以外のプールも絡めた予想をして頂きました。
準々決勝1 (Q1)
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前述の通り、ここでは日本以外の国が雌雄を決する事となります。その影響か、公式オッズも比較的高い韓国とキューバが17票の同数という結果に。仮に韓国が勝ち上がると、その相手がキューバ、オランダ、イタリアの順で予想され、キューバになって初めての韓国を上回る、と言えそうです。
準々決勝2 (Q2)
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日本がプールBを敗退する予想は0だった事を踏まえると、日本の相手がどの国であっても、90%程度の確率で準決勝に進めそうです。文字にするとやや不安になってきますが、歴代屈指の投手陣が揃う事を踏まえると、至極妥当と言えます。
準々決勝3 (Q3)
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プールD一位とプールC二位という図式。結果として、ドミニカ共和国が75%の票を集める妥当な結果に。ただし、どこの準々決勝も休養日後のため、投手起用の妙によってサプライズもあり得そうです。アメリカは勿論の事、メキシコが相対した場合も、十分に渡り合える事でしょう。
準々決勝4 (Q4)
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プールD二位とプールC一位という図式。結果として、アメリカが80%以上の票を集める妥当な結果に。ただしQ3同様に油断は禁物、相手として想定されるプエルトリコとベネズエラには、一戦必勝なら渡り合えるだけのロースタークオリティがあります。
準決勝突破予想
準決勝1 (Q1-Q3)
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Q1とQ3の勝者のため、日本は登場しない前提です。結果、プールD一位予想のドミニカ共和国がそのまま勝ち上がる予想が大半を締めました。また、仮にドミニカ共和国以外でもプエルトリコ、メキシコなど、Q1勝者が勝つのは厳しいと言えそうです。
準決勝2 (Q2-Q4)
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Q2-Q4同士のため、日本が勝ち上がる場合はこちら。見ての通り、日本対Q4という図式になりそうですが、またしてもアメリカの前に敗れるという予想結果に。ただ、公式オッズでは日本は僅差の三位ですが、全体の1/4が日本勝利を予想する程度であれば妥当な範囲と言えそうです。
優勝&MVP
優勝
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ドミニカ共和国とアメリカがほぼ互角、その1/3程度の数が日本を予想する、と公式オッズを反映したかのような出来過ぎな結果に。他媒体も、おおむねこの予想になるのではないでしょうか。
MVP予想
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アメリカ代表のムーキー・ベッツ (ロサンゼルス・ドジャース) 選手が7票で最多となりました。短期戦における彼の野球的知性、攻守の判断力はMVPに近いと言えるでしょう。次点でドミニカ共和国代表のサンディ・アルカンタラ(マイアミ・マーリンズ)投手。球界随一の鉄腕が、サイヤング賞を受賞したタイミングで参加する事には大きな価値がありそうです。
その他、アメリカ代表ではマイク・トラウト (ロサンゼルス・エンゼルス) 選手、ドミニカ共和国ではマニー・マチャド 選手、フアン・ソト選手 (共にサンディエゴ・パドレス) も複数の予想票が入りました。
日本も大谷翔平 (ロサンゼルス・エンゼルス) 選手以外は単票でしたが、裏を返せばMVPも有り得る実力者が多く居る証と言えそうです。
次回
という事で、各種予想、いかがだったでしょうか?
50人以上を対象に口裏合わせをせずに行ったアンケートが、世間の予想と近い結果になった事は意外でしたが、反面、平均的な予想を裏切るアップセットを期待したくなる大会とも言えそうです。
また、明日以降、第二弾として、オススメ選手や、各国の紹介記事を投稿してまいりますので、少しでも観戦の一助となれば幸いです。
引き続きWBCを楽しんで参りましょう!⚾