サブカル大蔵経806真鍋昌平『九条の大罪』③(小学館)
犬のネックレスをずっと追った巻。
そして、相変わらず、背景が気になって仕方がありません。
2巻で立石の商店街が出たように、わかる人にはわかるのでしょうか。
顔の造形は少し能條純一を想起しました。
いびつこそ、安定を感じるが、その〈いびつ〉が、いつ爆発するのかスリリング。
法律と仏法。そこも考えてみたい。
ダルマとこの作品の〈法〉は、無関係なのか、繋がっているのか。
暴力よりも強い法律と、王様よりも強い仏法は、重なるし、暴力や王様にいつかは逆襲され、ひれ伏すのでしょうか。
生きる罪を一生背負え。p.171
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