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サブカル大蔵経158ナイジェル・ホームズ/八幡谷真弓『旅を楽しむ!トリビア大百科』(日経ナショナルジオグラフィック社)
旅行ガイド『ロンリープラネット』は、20年前にインドに行った時、頼りになりました。一緒に行く予定だった先輩が行けなくなり、急遽一人旅になり、宿も取らないで行ったので、行きの飛行機の中で慌てて読み、ポンディシェリーの宿やレストランはこの本のおかげでたどり着けました。『歩き方』よりも地方都市に強く、重宝しました。
「ロンプラ」のスタッフが書いた本書は、旅の本というより、比較社会学の趣き。世界は広く、それぞれ異なる文化を持つ。綺麗なイラストや記号が多く、文字だらけのロンプラガイド本の真逆なので面食らいましたが、舶来の装幀と編集感がビンビン伝わり、本開くこと自体が異文化の旅に出たかのようでした。
本書は旅の一面であり、全てかもしれない。問題は持っていくかどうか、結局持っていかないし、読む暇ないと思うが、どこかでかなり役立つかもしれません。
雪はどうやって生まれるか。これ全部イヌイットの雪を表す言葉なんだ。〈マウジャ〉ふかふかした柔らかな雪。〈アプン〉地面に落ちた雪。〈ウプシック〉固く閉まった雪。〈アニウ〉降る雪。p.36
イヌイットは雪の語彙が豊富。そういえば、ヤノマミは雨の語彙が豊富でした。
ハイキングで道に迷ったら?元に戻ろうとする人はごく少数。元の道に戻るのが最善の策なのだが、すべてが間違えている、という考えが支配的になる。p.56
私も元の道には戻りたがらないです。
キャンプファイアー。来た時と同じ姿に戻す。火を消すのに水は使わない。分解されない木炭になる。p.61
水で消してたかも…
日本ではハンカチで鼻を噛まない。鼻くそと呼ばれるくらい持って歩くのは、嫌われている。p.76
鼻水を汚物とするのは日本だけ?
二日酔い対策。酒の合間に水飲む。最悪はブランデー、赤ワイン、ラム。p.130
たしかにこの辺りの種類が二日酔いしたかも。サイドカーはいつも効きました。
ホテルの部屋から出る時は、照明テレビつけたまま出る。p.148
こういう文章読むと、ホテルでも緊張感を感じて懐かしい。
旅先の写真。足元や、壁、皿、不思議なイメージが撮れる。p.188
これ読んで足元の写真撮ったことあります。地味だけど奇妙な写真でした。
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