サブカル大蔵経752和泉晴紀/藤木TDC『辺境酒場ぶらり飲み』(リイド社)
類書なき大好きな本。
読み返すほど、旅呑みしたくなります。
藤木さんには、闇市跡の呑み旅にも連れて行ってほしいです。
和泉さんは、「フリースタイル」で、いつも漫画を楽しみにしています。
【北区滝野川一丁目】「こっちは北区で向こうが豊島区。」「区境でこんなに格差があるんですか?」p.13
都電で滝野川に。たまらない。染井銀座の北区側の名店で辺境酒。
【北浦和】〈古本呑み屋メルヘン〉「売らん。一見には売らんよ。」p.33
浦和の一つとなりで風景が変わる。
【川崎市鶴見線昭和駅】「西部劇風のカウンターバーなのに、手料理が並んでいる!」「昔は工員さんで満員だったけど最近の若い人はお酒を呑まなくなってねぇ」p.50
工場という天守閣と工員という武士
【新宿六丁目・東新宿】〈はたぼん〉「俺、暴走族あがりだけどふぐ免許持ってんだよ」p.61
新宿にも辺境があるんですね。モヒカン店長のつまみのサンドイッチ美味しそう。
【板橋区仲宿】十条駅から徒歩1時間板橋仲宿。「ヨッ!」「何でこんな早い時間から混んでるんですか?」「何でかしらねえ、銭湯帰りでもないし。」p.70.71
板橋区と北区の区境の魔境迷路。白眉。
【世田谷区喜多見】「寿司のない寿司屋」と「注文のいらない蕎麦屋」驚愕の連続の世田谷辺境。p.125
この辺りから幻想を増すが、現実。
【川口市本蓮】「ここから東京だ」p.174
川口市から足立区の舎人ライナー終着駅見沼代親水公園駅へ。
この回に触発されて、一昨年、舎人ライナーに乗ってきました。
この時は駅近くのパン屋でパンを買いました。
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本を買って読みます。