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サブカル大蔵経605小宮山雄飛『今日もひとり酒』(扶桑社)

大統領、まつや、信濃路…。

たまにしか行けない東京。その限られた時間でどこに行くか。この3軒が浄土です。

小宮山雄飛さんの父譲りの居酒屋伝承録。店の選択や飲み方のたたずまいが素敵。

また行きたくなりました…。

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父から幾度となく言われていたのが、鍵屋は行ったのか?p.8

 鍵屋まだ未踏です。小宮山さんのお父さんに問いかけられているみたいで嬉しい。

【シンスケ】きつねラクレット千円。p.12

 ダンチュウで一押ししていたシンスケ。30年前、初めて東京にひとりで行った時、弥生美術館や団子坂の帰りに入りました。凛とした雰囲気でした。

【みますや】酎ハイ350円、肉ぢゃが500円。p.17

 都内の奇跡。神田にあるのが嬉しい。

【神田まつや】お酒ぬる燗とぬきね!p.25

 日本の極楽浄土。ここに入ると、温泉に浸かった気持ちになります。居酒屋は名湯と同じ。プハーと声を出してしまいます。

【大統領】この人は昼間から呑んで、なんの仕事をしているんだろう?p.36

 私が〈東京にしかない店〉に目覚めた店です。ガード下。大鍋での煮込み。自分で割る酎ハイ。店員さんの手際の良さ。ここで本を読む客の姿が忘れられません。

吉田類「パリの飲み屋に近いものは下町の呑み屋しかなかった」p.54

 類さんの「酒縁」というタームに乾杯。

【信濃路】ずばり「自由」です。p.72

 小宮山さんの名言。

いつ来ても、何食べても飲んでもいい店。私は一昨年初めて訪れ、この時の写真を未だにスマホの待ち受け画面にしています。

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【千住の永見】どんなお客さんでも受け入れる。p.123

 ここも一昨年初めて訪れました。いい感じで放っておいてくれます。

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