サブカル大蔵経368櫛野展正『アウトサイド・ジャパン』(イーストプレス)
〈奇人変人〉という言葉が頭の中に「TVジョッキー」以来よみがえる。おそらく地元でも浮いていて、近寄りがたい方々。その代わりに櫛野さんが会いに行ってくれた本。ただカタログ的な感じで一人一人の物語はおとなしめ。遠藤さんのコーナーがある意味メインかな?
帯が博士なのは、博士のメルマガにも連載されてますし、岡山つながりもあるのかな?トークショーもされています。
https://spice.eplus.jp/articles/234676
会いに行けるアイドルならぬ、会いに行ける芸術家マップ。表現する人間が、あなたのすぐそばで待っている。少しの勇気で出会えるし、出会えないかもしれない。県別というのが、県マニアにはたまりません。
【宮崎県 井脇満敏】板谷バスかあちゃん停始発25時p.88
彫刻ってこれでいいのでは?と思いました。
【熊本県 西本美喜子】首吊りセルフポートレートp.98
メジャーデビューされましたが、消費されすぎませんように…。
これまで取材した中でも、とりわけ多かった職業が理容師と美容師だ。p.144
美容師か…。たしかに一国一城の主だ。貴重な現代の「個」とも言える。
【愛媛県 杉作J太郎】アイドル部屋の再現。p.161
二次元と三次元、実在と空想の間。
櫛野による調査研究活動がもたらしているのは、アウトサイドの拡張。【福住廉 解説】p.166
櫛野さんが紹介するから面白いという気がします。それは信頼関係と物語の存在です。
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本を買って読みます。