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映画と蕎麦と落語と鰻

意味なし芳一🍡

2024年6月1日（土）

4時40分ごろ、一瞬目が覚める。
中途覚醒なのだろうか。
しかし、次に目が覚めたときには8時29分。
少しは眠れていたようだ。
アラームが鳴る前に起床。
掃除をして、なんとなくテレビを観ながらボーッとする。

そろそろ時間なので身支度を整えて出発。
朝さんぽも兼ねて映画館へ向かう。
大好きだったパン屋はやはり閉店していた。残念。

映画館に到着。
朝食を食べていなかったのでホットドッグセットを注文。
シアターに入る。
本日は『碁盤斬り』を観賞。

最初は浪人である柳田様と商人・源兵衛さんとの囲碁を通してのふれあい。
本当にほのぼのとしているし、人と関わることで人間の変化を垣間見られてなんとも温かい気持ちになる。
が、源兵衛宅でのお月見から話はがらりと変わる。
藩を追われた原因となった者への復讐を誓う矢先に、あらぬ嫌疑をかけられて自分を見失う柳田様。
父を尊敬するため自らが犠牲になる娘・お絹。
無精髭も相まって、冷徹な表情が本当に怖い。
そして自分の真面目さゆえに、過去に不正を正すことで藩を追われた者たちへの行動は正しかったのかと自問自答。
悩みながらもようやく復讐すべき相手を見つけ…。
ここから静の闘いで終わるかと思いきや、あることをきっかけに一気に息をもつかせぬ動の闘いに。
アクション、いや殺陣がスゴすぎる。
ラストもまた果たしてどうなると考えさせられるが、ひとつの作品でこんなにも展開が目まぐるしくなり、それでいて筋が通っているので言葉を失うほどだった。
もちろん泣けるけど、生き様を通すために貫く姿勢の大切さも知れた。

せっかくだからランチをと思うが、次の目的地までの到着時間を逆算するとのんびりはできない。
駅に入り、しぶそばでイカのかき揚げ蕎麦。

なかなかイケる。
できれば、ざるで食べたい。

電車に乗って小一時間ほど。
根津駅に到着。
来ること自体が初めてじゃないかな。

知らない道をマップを頼りに歩いて無事に到着。

三遊亭好楽師匠のご自宅であり、1階スペースを寄席にした池之端しのぶ亭。
本日はこちらで『こんせいそん×三遊亭らっ好二人会』を観賞。
こんせいそんさんは前職でお世話になり、今でもライブがあれば伺うようにしている大好きな芸人さん。
おもに平和島ボートレースの配信MCが活動拠点で、らっ好さんも山口県徳山のボートレース配信MCをされていることから接点ができ、今回の二人会開催につながったとのこと。

30人ほど入れば満員となるファミリー感のある寄席。
好楽師匠のファンと思しき常連さんがいらっしゃるので、すぐに満員になる。
お弟子さんも推すという常連さんの粋さが本当に素敵でカッコイイ。
お初の人にも「よかったら食べてね」と飴をくださる方もいらして、ふれあいってこういうことだなとしみじみ。

ちなみに進行および番組は下記を参照ください。

オープニングのお二人のフリートークがまあおもしろい！

とある蕎麦屋をめぐる話で、こんさんはどうしても終わらせたいのだが、らっ好さんはこの蕎麦屋にまつわる話があるだけに、リアルな掛け合いがハラハラしつつも生の臨場感に爆笑に次ぐ爆笑。
私もランチで蕎麦を食していただけに、なんだかこの中に入りたくなるぐらいになったほど。

こんさんは8年ほど前の単独ライブでもかけた演目『寿限無』。
大阪芸大落研出身ではあるものの、今でもできるのは『寿限無』だけと豪語するだけあり、いわゆる『寿限無』ではなくなんとも猟奇的な雰囲気さえ感じるような噺にこれまた爆笑。
とにかくパワーで押し切るからか、血管がブチ切れないだろうかと心配になるぐらいの凄まじさ。

トリのらっ好さんの演目『替り目』は初めて聴く噺。
情景が浮かぶかのような世界観。
酔っ払い亭主と奥さんの会話。
市井によくある風景なのだろうが、一つひとつがなんだか滑稽。
冷めていない夫婦関係はそれだけ幸せなのだろうなと思わせてくれる。
呑んだくれでも奥さんに感謝をする姿。
男の哀愁を感じてしまったなあ。
オープニングや漫才のドタバタ感がウソのように、最後の最後でビシッと決めていただき、楽しい楽しい2時間ちょっとが終了。

寄席を出ると、お二人がご挨拶。
こんさんと話している男性、どこかで見覚えあるなあ…。

『水ダウ』で有名になったエンジンコータローさんだったのか！

こんさんにご挨拶。
いい機会をいただけて感謝です。

このまま根津駅から帰るのも良かったのだが、せっかくだからもっと歩きたいと調べたら、なんとこの一帯は東京大学キャンパスと知る。
東大前駅を目指して歩く。

東大のどこかの門

坂を登り、門を横目に駅に到着。
大岡山駅に着いて、中延駅前の焼肉屋に向かう。
いつもならガラガラなのに、土曜日の夕方だからか満席。
残念。

地元駅に到着。
何を食べようと悩み、駅前のリーズナブルな鰻屋に入る。

鰻飯と肝吸いで堪能。
かなりの大満足。

本日は久しぶりの10,000歩を達成。
さっそく風呂に入って汗を流す。
あとはひたすらグンニャリする。
読みかけの本を読み、録画していた番組を観て、スマホゲームに時間を取られて深夜1時過ぎに就寝。

今日は江戸前な日に終始したようだ。

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意味なし芳一🍡
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