2021.7.11 SexyZone Anniversary Tour 2021 SZ10TH 宮城セキスイハイムスーパーアリーナ
はじめましてnote。
人生で初めてSexyZoneのコンサートに行ってきました。
まさか成人してからジャニーズにどハマりして現場へ行くことになるとは夢にも思っていませんでした。
ちなみに、2019-20のカウコンでFC加入を決めたド新規の感想なので、色々大目に見てやってください。
夢の幕開け
小雨が肩を濡らす中、期待に胸を膨らませ入場ゲートをくぐると目に入ったのはこれまでの凝ったセットではなく、大きなSZという電飾のみのシンプルなセット。
ジャニーズのコンサートは豪華絢爛なセットのイメージだったので少し拍子抜けだったけど、なんと座席はアリーナ最前列。セットなんて正直どうでもよくなってました。
そして開演時間ぴったりに始まるコンサート。
ストーリーテラーがマリウスだということは知っていたから、今回どうするんだろうと思っていたら、老人が子ども達にSZの物語を読み聞かせていく。英語で。
子どもが老人にこう尋ねる。
今も仲良し?
もちろん。
本人達が出てくる前からこんなクライマックスな演出されるのたまらないね。
あったかくて愛が溢れてる。
『LET’S MUSIC』
レトロなスーツで現れた彼ら。
当たり前なんだけど本物で、一気に引き込まれた。
夢の時間の始まりというに相応しい、10周年という大人になった彼らにしか出せない独特な空気感の曲。
その後もノンストップで続いていく曲中、全員がとても楽しそうだった。もっと見て、もっと見て!と言わんばかりの彼らの表情が嬉しかった。
去年の配信ライブで彼らが無観客という寂しさを味わっていたから。
そして「NOT FOUND」
この曲は聡ちゃんが戻ってきて唯一の5人曲となってしまったものだけど、彼らの新しい決意表明みたいな感じがしていて、腕を大きく回すような振り付けに力強い歌声が合わさって圧倒されました。
そして風磨くんのラップを生で聴けて最高でした。
彼らと巡る10年の旅
お着替えタイムが終わり、何度も何度も聴いたイントロが流れた。
去年の配信ライブでのトップバッター『極東DANCE』
ここで聴けるとは正直思っていませんでした。
配信ライブの時の衣装大好きだったから生で見れなかったのすごく悲しかったんだけど、ここでその想いが昇華されたような気がします。
そして、あの時の空気感のまま披露された『麒麟の子』
この曲だったと思うんですけど、ファイヤー?って本当に熱いんですね。一気に会場の温度上がったもん。
その後、落下してくるランドセル。
ああ、これはSZと時間旅行ができるんだ、と確信しました。
「POP×STEP!? TOUR 2020」の『極東DANCE』
「LIVE TOUR 2019 PAGES」の『恋がはじまるよーー!!』
「repainting Tour」の『Unreality』
「STAGE」の『キャラメルドリーム』
「Welcoem to Sexy Zone Tour」の『カラフルEyes』
「Sexy Power Tour」の『Hey you!』
「Tour Sexy Second」の『ぶつかっちゃうよ』
どれも画面越しに見てきた光景だった。
大きなスクリーンには当時のセットと映像が、そしてステージの上には10周年を迎えるSZ。
10年共に走ってきたファンも、そうでないファンも楽しめるSZの心遣いと愛に感謝してもしきれない。
旅の締めくくりには『君と…Milky way』
しっとりと歌い上げる3人とケンティーのピアノ。
これもSZのひとつの形だ。
天の川のようにいくつもの思い出をうかべて、巡った10年という時間は決して楽しいことばかりではなかったと思います。
わたしはド新規なので、今のSZしか知りません。
ネットでたくさん彼らについて調べたけれど、実際のところ当時の出来事を事実として知っただけのこと。
それでも、彼らなりに噛み砕いて糧としてきた結果がここにあるんだと示してくれたようでした。
突如リリースされた大人気乙女ゲー
劇場版PEACHの予告映像から始まったこのコーナー。
MCの風磨くんが一生目の前にいて死亡しました。
というか、
ダブルピーチ♡
とか言って自慢の尻を見せびらかすんじゃあないよ。
ちなみに、わたしは風磨くんのファンなのです。
適度にゆるっと進行していく風磨くんのMC、クセになりそう。
この企画は1人しか選ばれないって聞いてたんですけど、オーラスだからなのか全員出てきました。
トリは満を辞しての風磨くんだったわけなんですが、直球勝負の「結婚しよう」でSZゲージがたまりきらず、ずっこけるの可愛かったです。あとちょっと照れてたよね。
そのあとの『PEACH』は、それはそれはもう会場中あまーい雰囲気でハッピーな空間でしたよ。
これぞアイドルのコンサートって感じ。
真骨頂『RIGHT NEXT TO YOU』
この曲、アイドルが歌ってるとは思えないよね。
サビに歌詞がないやつ(名称忘れた)で全編英語歌詞で、これからの挑戦ともとれるこの曲を生で楽しめたことは今後の彼らの活動を応援していく上で貴重な経験になったと思う。
マリウスが戻ってきてくれた時に、またひとつこの曲のレベルが上がるんだろうなあ、と今からとても楽しみです。
そしてこのブロックの締めは『all this time』
自然とオレンジに変わっていく会場。
去年の配信ライブでのマリウスのパフォーマンスが大きなスクリーンに映し出され、マリウスと向かい合う4人。溶け合う5人の歌声。
マリウス本人はここには居なくても会場にいる全員の心の中には大きな存在としてあって、それをSZとファンが共有するある種の儀式のようなやりとりだったけれど、幸せで、切ない大切な時間でした。
これぞSexyZone
ラストスパートは定番トロッコメドレー。
ご時世的にトロッコには乗れないようで、メインステージに歴代の衣装が飾られ、その間でSZがパフォーマンスをするというものでした。
なかなかこの曲達を踊るSZもレアになってきた気がするので、たまには良いかも。
個人的には『Lady ダイヤモンド』で当時のキラキラピンク衣装に群がってるSZが可愛かった。
風磨くん、これ着て踊るの嫌だったろうなあと想像して思わず苦笑い。
最後はもちろん『SexyZone』
光の反射で少し分かりにくかったけど、この曲を真面目に踊るのもレアになってきた気がする。
演出も気合いが入っていて、SZは5人なのだという強い意志を感じた。
あと、生で勝利くんの「セクシーローズ」を聞いたこと、一生自慢できそう。
SexyZoneへ愛と感謝を
締めの挨拶が終わり披露されたのは彼らの第2の代表曲ともいえる『RUN』
ちょうどコロナ禍で日本中が戸惑いと悲しみに包まれていた頃にリリースされたこともあり、背中を押された人も少なくないだろう。
そしてお休みしていた聡ちゃんへのメッセージソング。
彼もきっとこの曲に背中を押された1人だろう。
そして『Change the world』
入場時に渡されていた薔薇のサプライズ。
ここで薔薇を出すという内容。
5周年の時にも同じようなサプライズが行われたが、何度あっても感動するもの。
直前に白いスモークが焚かれ、白い煙が晴れると客席は一面の薔薇。
ちょうど聡ちゃんがこちら側だったんだけど、気づいた瞬間に泣いてしまっていました。
SexyZoneというグループを続けてくれた彼らへの愛と感謝のサプライズ。
そして物語が終わり、子供たちが老人に問います。
僕もSexyZoneのようになれるかな?
君らしくいればいいんだよ。
これが10年間の答えのように感じました。
何かを真似するのではなく、自分らしく生きる。
これはマリウスへのメッセージともとれるような気がします。
去年、『それでいいよ』で涙を流していたマリウス。
自分のことも、周りのことも、とても大切にしている彼だからこそ悩んでしまうことも沢山あるだろうけど、自分の思う通りにすればいいんだよ、と優しく包み込むようなメッセージのようでした。
SexyZoneからの愛
アンコールが終わり、彼らの名前の入った粋なメッセージのあと、『夏のハイドレンジア』
流石に最後の最後で披露されるとは思っておらず、諦めていたので驚きでした。
薔薇のサプライズを返された気分。
君がヒロインだと歌い上げる切ない歌声が、夢の終わりを感じさせる。
でも、切なさの中に愛のこもった歌声が、きっとCDを聴いた時にこの夢の時間を思い出させてくれると思います。
どの曲も、どの瞬間も幸せでいっぱいだった。
初めてのコンサートだったから普段のコンサートがどんな雰囲気なのかは映像からしか推測できないけれど、この10周年のこの会場に居られたことがとても恵まれたことなんだということは分かる。
そして、これからもSZを応援していこうと思いました。
10周年だぞ!笑え!!
強く叫んだ風磨くんの言葉が胸に刺さっています。
彼らはずっと笑っていて、わたしも次に会える時までこの日のことを思い出して笑って前を向いていこうと思えました。
これからもSexyZoneにたくさんの幸せがありますように。