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毎週ショートショートnote & シロクマ文芸部 企画参加

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たらはかにさんの、毎週ショートショートnoteと、小牧さんのシロクマ文芸部 の企画に参加した作品を集めました。 物書き修行の一環としてチャレンジしているので、中には、これでいいの…
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記事一覧

甘いものの幸福感

甘いものを食べると なんとも幸せを感じる。 なんでかな? ほっとしたり、 笑顔になったり、 …

mikuji58
3時間前
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書庫冷凍庫の中には…【毎週ショートショートnote】

隕石の衝突により地球上の人類が滅亡し、逃げ延びた人間が、別の星で生活を始めて数百年。 そ…

mikuji58
4日前
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節分胎教

節分の夜、近所の家々から 鬼は外 福は内 と言う声が聞こえてきた。 その時、お腹の中の赤ち…

mikuji58
9日前
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寒い夜はキミと【シロクマ文芸部】

寒い日に、キミの温もりを感じながら寝られる。 こんな幸せが、僕にやってくるなんて… 長く…

mikuji58
2週間前
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月夜の寝ぐせ

満月の夜 月はいつも以上に美しく輝いていた。 月は池に映った自分の姿をみて、うっとりして…

mikuji58
2週間前
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武器屋の餌付け

吾輩は武器屋である。 武器屋と言うと、店内に刀や鉄砲(ピストル)、ナイフや槍などが並んだ店…

mikuji58
2週間前
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星が降る夜を見てみたい【シロクマ文芸部】

星が降る夜なんて見たことがない。 見えるのは、夜中チカチカ光る赤や黄色のネオンばかり。 酔っ払いのでかい声や、色っぽいお姉さんたちの猫撫で声を聞きながら、カシューはネオンの向こうに見える黒い空を見上げた。 あら、可愛い。 綺麗なお姉さんがしゃがみ込んで、僕の頭をなでなでしてくれた。 ごめんね、あなたにあげられるようなものはないわ。 僕はがっかりした。 いつだったか、通りかかった男性が、 家の猫用に買ったんだけど、一個あげよう と言って、美味しいゼリーのような食べ物を

逢いたい菜

娘は毎日大きな籠を背負って、長い長い木の橋を渡って、町にお茶を売りに行っていた。 娘のお…

mikuji58
3週間前
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雪の思い出【シロクマ文芸部】

雪が降るなんて、天気予報では言ってなかったよね。 東北は寒いだろうと意気込んで着込んでき…

mikuji58
4週間前
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5時審査

我が社では、新企格の提安や、要望書などを、毎月暮集している。 締切は月初の月躍日夕方5寺…

mikuji58
4週間前
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ジンジャークッキーイブ

暗く静かな部屋で、クリスマスツリーだけがピカピカと光っていた。 いつもはママさんが、 寝…

mikuji58
1か月前
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愛しきキミへ

小さな小さな身体を、精一杯じたばたさせて泣いているキミ。 冬の晴れ渡った空の元、キミは引…

mikuji58
1か月前
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どうでもええねん会議

とある会社では、毎年仕事初めに ええ年会議 が行われる。 新年をいい年にするために、各々が…

mikuji58
2か月前
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忘年怪異

近頃巷で不思議な現象が起きていた。 人々は年齢を聞かれると、老も若きも自分の年齢を忘れ、かなり若い年齢を口走る。 すると自分がその年齢に見えてしまうのだ。 又人に歳を聞いて その人が若い年齢を口走ると とその人がその年齢に見えてしまうと言う現象も起こっていた。 こうなると、人々は過去を取り返すかのように恋に遊びにとアクティブになる。 ただ、体はそのままなので、思わず走ったりして転んで骨折、という年寄りも激増。 子育て中の夫婦が、10代に戻ってしまって育児を放棄するという