色々と作れるらしい。
最近は土曜日の朝に近所のお店でモーニングを食べることが多い。
そのお店は「作家の猫」とか、「暮しの手帖」とか、お料理の本や兄弟の心理学の本など、たくさんの面白そうな本に溢れているのでお気に入りだ。
先々週の土曜日には心理学の本をパラパラと読んでいたのだけど、ふと目に留まったページがあったので、忘れないためにも書き記しておこうと思う。
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「私は人を見る目がある」とか
「第一印象のとおりであることが多い」
という人はいないだろうか。
それは、ある種の不思議な能力のようだけれど、実は心理学的に説明ができることなのだそう。
人間は第一印象から無意識のうちに第一印象通りの対人認知を行うそうで、
具体的にAさんとBさんで説明すると、こんな感じ。
A(この人、誠実そうな人だな。私もしっかりとした対応をしなくちゃ!)
B(俺、この人から『誠実』って思われてるっぽい。期待を裏切らないようにせねば!)
その結果、Bさんは誠実な言動をするため、Aさんにとって「私の第一印象通りの人」になる。
これを「予測の自己実現」というそうだ。
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少し塩の効いた自家製パンをかじりながら、思わず
「おお」
と小さく叫んでいた。
「なんて素晴らしいサイクル!」
と思った。
そうすると、誠実な人ってもともといるだけじゃなくて、誰かに作られている可能性もあるってことだ。
元々誠実であることは素晴らしいことだが、
誰かに作ってもらったとして、「この人は誠実な人」と思ってくれる人が居た、というだけでもう一つ分くらい幸せじゃないかしら、と思う。
もちろん、第一印象が「こいつは頼りない」とかだと、悲劇のルートに入る可能性もあるわけだけど、
良い方に作用することを考えると、人間の可能性の大きさに驚いた。
私の飼っているふくちゃん(コーギー)は10歳で、年齢的にはもうおじいちゃんの域なのだけど、「好き好き大好きめっちゃ可愛い」と毎日思っているせいか、日々「可愛い」を更新し続けている。
本当にすごい。
※唐突に写真を載せるよ!母の脚にくっついて寝ているふくちゃんだよ!※
それもこれと同じことなのかも。
無意識で好意が滲み出るのもいいけど、自分の心がすでにその好意の存在に気づいているのならば、ストレートにぶつけるのもいいと思った。
犬じゃなくて人間にも(笑)
「直感を大切に」
「好意はダダ漏れに」
この2つを胸に刻んでおきたい。