2日目


満員電車は別々の方向をむく、隣の命、掴めない臭い、自分は偉い、偉いを装うジャケット。話した事のない人達が、積み重ねてきた現実もある。

手の届く範囲で薄まっていく、誰の愛にもなれず、価値と意味の間に浮かんだ光、この期に及んで星に例えた、ただ消えていくという事。

どこかの電車が爆発した、今日と明日との隙間を埋める、武器ください。触らなくても暖かい、誰かのための孤独を隠し持っていて、きっとみんなが、火の中で気づいた、同じ方向に進もうとする、声をください。

好きと言われた、そんな感じ。