-20度の


子どもの頃、飛び跳ねて触ろうとした神棚、擦り切れた靴のつま先立ちを怒られた。
子どもらしさを考えている間に同級生が政治家になり、自分らしくいる人はヒーローに疎まれ、駄菓子を素通りした子の成績が良くなった、逃げ場だった漫画の文字がなくなった。

空に、広い世界であって欲しかった外に、成績の悪い子だけがいけた、下から2番目の親友は1人で愛を語り、憧れた先生の、弱々しい皺に嫌悪感、大人になったのは誰か、神様は知らない、空の向こうの見えない街で、冷蔵庫の中身はいつも腐っている。
良い子。
祈りは祈りで独立して、見えない、1人の誰かを慰める、2人を許してください、みんなのことを、私のことを褒めた、その手は神様じゃなく、いつか誰にでも起こりうる未来。

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ゆ⚪︎
好きと言われた、そんな感じ。