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「瑠璃の光も磨きがら」— どんなにすごいものでも、努力しないと光らない!(34)

ことわざの意味

「瑠璃の光も磨きがら(るりのひかりも みがきがら)」とは、美しい瑠璃(るり)という宝石も、磨かなければその輝きを失ってしまう、という意味のことわざです。

どんなに才能がある人でも、努力しなければその才能を活かせません。逆に、最初は目立たなくても、一生懸命がんばることで、素晴らしい力を発揮できるようになる、という大切な教えです。


わかりやすい例え話

① ピアノを練習したアヤちゃん

アヤちゃんはピアノが大好きで、最初のころは楽しく弾いていました。でも、難しい曲になると、「もうやりたくない…」とあきらめそうになりました。

そんなとき、お母さんが「アヤは、瑠璃の宝石みたいなものだよ」と言いました。「今はピアノが難しくてうまくいかなくても、練習を続けていけば、どんどん輝いていくんだよ」と教えてくれました。

それを聞いたアヤちゃんは、毎日コツコツ練習を続けました。すると、1か月後には弾けなかった曲がスラスラ弾けるようになり、学校の発表会でもみんなにほめられました!

「がんばって練習したら、ちゃんとできるようになった!」とアヤちゃんは嬉しくなりました。


② サッカーをがんばったカズキくん

カズキくんは、サッカーが大好きだけど、最初はドリブルが下手で試合でもあまり活躍できませんでした。

「ぼくには才能がないのかな…」と落ち込んでいると、コーチが「カズキのサッカーの才能は、宝石みたいなものだよ。でも、宝石は磨かないと光らないんだ。だから、練習を続けてごらん」と言いました。

そこでカズキくんは、毎日ドリブルの練習をがんばりました。最初はうまくいかなかったけれど、だんだんとボールを思い通りに動かせるようになり、試合で初めてゴールを決めることができました!

「がんばって磨いたから、サッカーがうまくなったんだ!」とカズキくんは大喜びしました。


ことわざの教え

このように、どんなにすごい才能や美しいものでも、努力しなければその価値を発揮できません。

ピアノやサッカーだけでなく、勉強や絵、習いごとなど、どんなことでもコツコツがんばれば、きっと成長できます。

「大切なのは、才能よりも努力!」
このことわざを思い出して、自分の夢や目標に向かって、毎日少しずつ努力していきましょう!

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