今日の子供達5/11(臨時休園中の保育園にいる保育園看護師のつぶやき)
1歳半のA君
二階の窓からふと、園庭で遊ぶ子供達の姿を見ていたとき。
A君が、門にへばりついて、外の道を見つめている。
何があるのかな、と思ったら、ごみ収集車がウィーンと音をさせながらゆっくりやってきて、そのそばを収集員の男性が歩いている。
A君、大興奮!
彼の言葉はまだ単語にはなっていないけれど、何かしらの感動の声をあげ、全身を大きく動かして喜びを表現している。
収集員の方は、きっと毎度のことで慣れているのであろう、A君に向かって笑いながら手を振っていた。
しかし、制服をビシッと来て、大股で颯爽と歩きながら、まるでテーマパークのパレードのように、大きく手を振ってあげている、その姿は、私から見ても胸を打つ格好良さがあった。
子供にとっては、もうヒーローなんだろう。
それを見てA君さらに大興奮!笑
誰かに一緒に見て欲しかったのであろう、周りを見渡しながら大きく身体を動かして声を上げている。
するとそこに、2歳と少しの女の子がやってきて、なになに、と見てあげている。
A君は必死に目線で訴えている。
ねえ、あれだよ、すごいでしょ、カッコイイでしょ、って。
女の子が何か相槌をうってあげている。
しばらく2人は並んで収集車の後を目で追っていた。
まだ言葉が話せなくても、2人の間には心で通じ合うものがあったんだろうな、と言葉にとらわれた大人は少し羨ましく思った。