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勝手に読後レビュー 【幻告】〜軸足をどっちに置くかで感じ方が変わる小説〜

どうも、みことのは です。
夏休みはいろいろと忙しく、やっと涼しくなり、8月をかけて読んだ書籍のレビューを久々にしようかなと思います。

それは【幻告】。
ハードカバーの新刊で、ジャケットは一見『ライトノベルホラー?』と勘違いしそうな感じ。加えて、引き込まれる導入プロローグ。

それだけで『読もう!』と思い、手に取りました!
・・・まだ読んでいない本が8冊くらいあるのに(汗)


では、いつもどおり、なるべくネタバレしないように、私が感じたことを読書感想として書きたいと思いますが、ストーリーや流れに触れるかもしれませんので、その点はあしからずご了承くださいませ。

尚、前回まで実施していた【没入ポイント】は、人それぞれであったり、ネタバレタイミングに繋がったりしますので、今回からはやめておきます。

1、お話の流れ(簡単なストーリー)


帯にも書かれていることですが、主人公は裁判所の書記官として働く【宇久井傑(うぐい すぐる)】くん。ひょんなことからタイムスリップすることになり、過去と未来を変えていくお話です。

面白いなぁ・・・と思ったのは、【過去から戻った主人公が、変わった未来を確認する方法】です。今どきだなぁと感心しました^^

ちなみに、タイムスリップとタイムリープの違いですが、タイムスリップ(滑る)は自分でコントロールできず、タイムリープ(跳躍)は自分でコントロールできるそうです。

2、感想① 裁判官として書記官として見える景色


そもそも、ミステリー小説という以前に、裁判官が日々考えることや書記官が考えること、書記官から見える景色などがリアルなお仕事として描かれます。

まずは、それが楽しいです。リーガルストーリーとして読んで頂いても、知らない単語が出てきて、たくさん学べると思いますよ。

3、感想② 本作のタイムスリップが・・・


ちょっと辛口になりますし、私の読解力が単純に無いのかもしれませんが、今作のタイムスリップ、めちゃくちゃわかりにくいです。

複雑に細かく絡みすぎ・・・で、且ついろんな心情が変わるのを文字だけで表現しないといけないので、これから読もうと考えていらっしゃる方は、【じっくりゆっくり読む】ことをオススメします!

4、感想③ 主人公がたどり着く未来


もうおわかりの通り、裁判を題材としたタイムスリップ・リーガルミステリーなので、主人公は過去の何らかの事件の真相を暴くべく、正しく解決すべく奔走します。

それらを通じて、どんどん変わっていきます。成長していきます。その流れに、変化に、違和感はなく、その点はとても読み進めやすいお話だと思いました。

みなさんも、ご興味あればぜひ一読ください。

では、また。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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