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「THE STONE ROSES」は矢張り奇跡のサウンドと歴史が生んだ徒花だったのか?について

久しぶりに「ストーンローゼス」が聴きたくなって引っ張り出して一日日長聴いていた。
ファーストの頃から唯一無比な「ストーンローゼス節」はもう確立されていて、イギリスサウンドらしさとファンクの要素、類稀なるポップセンスに満ち溢れていた。
個人的にファーストの頃というか、その前後に出されたシングル曲やアルバムからもれてしまっている曲達が好きなのでなんとも言えないだが、改めて聴いてもファーストアルバムは一つの到達アルバムで歴史的名盤という大げさな表現も強ち間違ってはいないんじゃないかと思っている。

「サリーシナモンが1番好きな曲なのは今も変わらない」

今聴いても影響を受けた後世のバンドは数知れないと思われるし、古臭くないというのは、矢張り「歴史に残る音」だと言う証。
しかしこう言うバンドの運命の車輪はご多忙に漏れずうまくいかないというのは宿命みたいなもんなのだろうか?
バンドの歴史的には順調だった時期が短いというのは皮肉なもんである。
宿命という奴は過酷で、「歴史的名盤という奴は矢張り一枚だというのがおきまり」なんですよね。
見方を変えれば「一枚こっきりだからこそ歴史的名盤になり得た」のかも知れない。
ピストルズ然り、「あの一枚だから、美しくも儚く奇跡的エネルギーに満ち溢れている」訳だから。

硬いものと柔らかいものという意味があるという後付け的話しもあるバンド名

で、セカンドアルバムも聴いてみたんだが、当時(もう既にセカンドだって30年前だってよ!時が経つのが早過ぎる)確かにファーストの時が好きなファンからすればあの「イギリスサウンド」の比率が極端に少なくなっているからその辺りが好きな人からすれば「えーちょっと」となり得るけど、改めて聴きかえすと「そこまでか?」と思えるほど「イギリスサウンド臭さ」はなくなっては居ないし、まぁファンク率、サイケ率がかなり高いが「次のステップ」としては真っ当に正しいアルバムだし、「そこまで嫌わなくても」と思える「新しさ」があって個人的には「あり」なアルバムだと思う。
まぁファーストから随分とリリースが空いてるというのもネックだったのかも知れない。
人は変化をしてくもの。
音楽性が変化していってもその芯が失われていないなら「あり」だと思う。

聞き直すと、意外と良いアルバムだと思った。

で、その「THE STONE ROSES」というバンドは確かに時代の変化に呼応した様に「ヒュル」っと現れたバンドであるが唯のノリ(流行)で流行って廃れていった訳じゃなくて、音楽の歴史が時代が変化を求めてた時にドンピシャで現れた奇跡なんだと思う。
偶然ではなく必然だったのだと思う。
そのサウンドは沢山の影響を与え今尚輝いているのがその証拠だ。
疑っているのなら、今すぐ音源を探してその耳に鼓膜に音を流して入れてみればわかる!
そして、バンドは一瞬の光の輝きで消えてしまうというのも必然だったのだと。
それが彼らに課せられた使命だったのだと思う。
仮に今バンドか存続していたとしても「あの音、あの空気感は出す事は不可能だったんじゃないか?」とも思う。
矢張り「もっと欲しい!もっとちょうだい!」位の余韻があるくらいが伝説として語られるべき物語なんじゃないかと思うから。

さぁまたリピートしよう!
今日はストーンローゼスの日と決めたんだから!


続く。

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