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断捨離作戦第一弾、失敗。

しかし、「中古品お売りください!」だの「遺品整理でお困りの方!今スグ当店にご相談ください」だのの言葉は信じちゃいけないね。
身に染みてわかりましたわ。
中古市場も商売だから、結局売れなきゃ意味ない。
だから買い取るものは「ブランド」「ブランド」「ディオ・ブランドゥー」っていう事なのよね。
母親の大量の洋服もノーブランドもしくは古い奴ばかりで一つも値がつかないという結果に。
まぁ諦めてないよ!まだ!本当ただ捨ててしまうのはもったいないし、しのびない。着れるもんなら自分が着たいが女性ものでサイズがぜんぜん合わないからねぇ。誰か着てくれるとかしてくれたら無償でお譲りしますのに。
まぁきっと、行く先は見つかると信じて!

今日また珍しい事もあった。
訪問販売というか営業というかよくくるでしょ?「お家の外壁直しませんか?」とか「屋根がこのままだと雨漏りしちゃいますよ!」とかの奴。
今日も証拠にもなく来た訳ですよ。
だから開口一番「言いたい事はわかります!でも本気で金がないんです!直したくても出来ないんです!母が去年急に亡くなったり、父親の介護でいくらかかると思います?御葬式もすごくお金かかってるんですよ!わかるでしょ?人はただで死ねないんですよ!自分のお店出す為に貯めた金も切り崩してほとんど残ってないんですよ!今こんな状態で禄に働きにも出られない!逆にお金くれません。そしたらいくらでもオタクに頼んでやりますよ!お金ないんだから。くださいよ!」とお伝えした所「すみませんでした。」とご退散。しかし、再度また来て「がんばってください、何もできませんがこれで夕飯の足しにでもしてください!」と千円を渡してくるじゃないですか!
「受け取れるわけないでしょ!帰ってくださいよ!」「いや、頑張ってるあなたにちょっと感動してしまっておひとりでなさってるんでしょ?気持ちなんで」とかたくなに返しても受け取らないんで仕方なくありがたく頂戴した。「ホントすみません。ありがとうございます。」お互いにお礼を言いあい、御開き解散となった。
なんか、泣き落としみたいで情けないやらありがたいやら複雑な気持ちでしたね。
世の中には色んな人がいるなぁとつくづく思い知った一日だった。

世界は狭いようで広い。
生きてるとやっぱりいろんな予期せぬ事が起こったりするからおもしろいよ。
やっぱ。

つづく。

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