角田光代著 月夜の散歩_読書感想文
オレンジページに連載された、角田さんの○○の散歩シリーズのうち、読んだ物は、これが4冊目です。
先月、こういうエッセイが有る事を、偶然、図書館の返却ワゴンから発見してから、2ヶ月で、4冊読み終えました。
エッセイ初期の、よなかの散歩、まひるの散歩から変わって、40代の角田さんが綴るエッセイです。
角田さんは、このエッセイを書く依頼を受けた時に、「どうでも良い事」を書く事を、自分に課されたそうです。
この月夜の散歩の醍醐味は、40代という、あまり変化する事の無い年齢の、その上、どうでも良い事が綴られている楽しさ、クダケた感だと思います。
連載当時の都合だと思われますが、1話ごとの字数が少なく、ネコ写真が多い所も、本に心地よいリズムを作っています。