見出し画像

20代を振り返って【後半戦】

さて、好き放題やって伸び伸び育った20代前半、生意気さにより尖った部分が少しずつ削れ始めた折返し、ということで今日は20代振り返り後半戦。
※20代前半の振り返りはこちら

変化の多い日々

25〜29歳(社会人3年目後半〜8年目前半)を振り返ってみると何とも「変化」の多い日々だったことを思い出したので、そんなことをまとめておこうかと。

2度の部署異動

初期配属部署で丸3年働いて、多くの仕事の基礎を教えていただいたし、裁量持った仕事もさせてもらった。その中で自分の興味を持てる領域の方向性や、自分の強みを少しずつ理解し始められた3年目の終わり。
(振り返りログ → 「とりあえず3年」を終えた今、思うこと。 )

最初の異動は4年目の春。自分で意思を持って異動した人事という仕事。
実際に仕事をしてみると想像していたことと異なる点がたくさんあって、やはり何事も経験してみないとわからないなぁ、と思った良い異動でした(当たり前なのだけど…)。

人事という仕事を通して、
・仕事の影響先の人の反応や温度感を想像できると想いを持てること
・細かい作業や数字を扱う仕事は人より苦無くできること
・コミュニケーションを円滑に進めるための心遣いや調整は得意なこと
・論拠が不明瞭な状態における意思決定が苦手なこと
 (逆を返せば、論拠が明瞭だと意思決定しやすいこと)
が自分にとって大事だということに気づかせてもらった。

そんなこんなで、5年目の秋、2度目の異動。
商品企画→人事と経験して、事業企画的なお仕事へ。
今も変わらずその部署に居るので、もう少しで一番長い部署になる。
きっと「私の特性を活かせるように」と当時の上長が考えてくれた異動だったと思うし、お陰様で今は特性を強みとしながら働くことができている。

初めてのひとり暮らし

暮らし方も大きく変化。
生まれてこの方ずっと実家で暮らしていたところから、4年目の終わりにふと「このままひとり暮らしをせずに一生を終えるのも勿体ないし、経験としてひとり暮らしをしておきたい」と思い立ち、内見の前日まで親にも言わず黙々とひとり暮らし準備(自由すぎる…)。

今思えばあの時の決断はとてもよかったな、と思う。
よく言われる「親の有難み」も勿論感じたし、家賃や光熱費や食費といった生活する上で必要となる固定支出の存在も初めて実感することができたし、日常生活に家事が加わることによる「時間の使い方の変化」も感じた。
ひとり暮らしをしてみたことで、想像だった「まぁきっと家事はそんなに苦じゃないだろう」という感覚が確信に変わったし、友人を家に招いてごはんを食べたり、ふだんも自炊したり、何なら料理は好きなんだなぁ、と実感できた(美味しいごはんを作り続けてくれた親のおかげ)。

そしてやっぱり自由だった。実家でも自由に過ごしさせてもらってきたけれど、それでも仕事や遊びで帰りが遅くなる時は勝手に申し訳無さを感じることはあったし、突発的なお誘いに(ごはんの用意が実家にあるなぁ…と)少し腰が重くなることもあった。
それが本当に無くなった!笑
自由にどこにでも行けるし、時間を気にする必要もない、何かしらで後悔しても自分の責任で済む。その感覚を経験できたことだけでもプラスだったひとり暮らしでした。

後半戦はコロナ禍へ

ひとり暮らしも慣れてきた1年後(2020年3月頃)、猛威を振るい始めた新型コロナウィルス感染症。

会社の制度上、元々毎日ではないにしろリモートワークが導入されていたので、リモートワークの日常になること自体は、仕事の連携的にも働き方的にも困難無くシフトできて、それは良かった点。
ただ、リモートだと「雑談」も無くなってしまうので、その点は気の抜きどころがなくて(ずっと仕事してしまって)なかなか難しいなぁ、と思った点。

プライベートの影響は大きかったなぁ…
毎年どこかしら国外へ旅行していたけれど、それができなくなって、直前1月に幼馴染とハワイへ行ったのが突然の最終回に(ということも含め、サムネイルはその時ダイアモンドヘッドで見れた虹)。
緊急事態宣言中はなかなか外出もできなかったり、友人たちに会うことも憚られたり、ひとり暮らし勢には何とも窮屈な日々に変わってしまった。
そういう意味で、実家が近くてすぐ帰れる&親の状況が常にわかる距離にあったのは有難かったし(物理的に遠い方もたくさんいらっしゃると思うので)、当時独り身で結婚の予定も何も無ければ、完全に家を解約して実家に帰る決断をしていたはず。

今も尚「Withコロナ」な日々ではあるものの、2年半経って少しずつ経済も回ってきて、ようやく距離感も掴め始めている気もするので、リスクは考慮しつつも自由さを取り戻していきたい今日この頃。

出会いと、別れと、結婚と。

20代後半早々、5年間付き合っていた彼とお別れし(周囲も衝撃受けすぎて非常に感慨深かった)、結果として前述のようなことを思って、ひとり暮らしを開始して。
自由に過ごす中で出会いと別れを色々と経て、ひょんなことから出会った今の主人とふたり暮らしへ移行し、2020年7月入籍。
昨年2021年6月に親族&親しい友人の皆さまに囲まれ、結婚式も挙げることができた。

コロナ禍がゆえに両家の親族が揃うことはなかなか叶わずじまいではあるものの、我々が移動をすることにより、私の親族や主人の家族・ご親族とも少しずつお会いできて、家族の拡がりを感じさせてもらう日々(東京以外の親族が中国地方に固まっていたのもご縁であり、会いに行く計画が立てやすくて有難かった点)。

ただ、出会いがあれば別れもあるもので、4人の祖父母のうち、3人が昨年度中に相次いで亡くなった。特に祖父2人は90歳を有に超えると思えないくらい元気だった中の突然死だった。
とても長生きだったし、病で苦しむとかも無く息を引き取れたことはよかったのかもなぁと思いつつ、コロナ禍でなかなか会えないことが続いたこともあり、やっぱり悲しさ/寂しさはあるもので、そんな時に主人が一緒に居てくれたのは有難かったなぁ…

そして彼と付き合ったことで、最初は「ん、どういう関係?」と些か懐疑的だった(笑)神楽坂のご近所民とも出会うことができた。
どんな関係性かは本コミュニティの中心人物でもある直也くんのBlog内「近所は最高だ」を参照してもらいたいのだが(他人任せ)、文字通り「ご近所さん」がたくさん居ることで、急にひとりごはんになった時にも気軽に誘えたり、逆に特に予定もないけど家で過ごしている時に誘ってもらえたり、おすそ分けしたりされたり、はたまた先週はみんなで旅行をしたり。
それぞれの家族事情で物理的な出入りは発生するけれど、少なからずコロナ禍においても楽しく過ごせているのは、「ご近所さん」の存在が大きい。

振り返ってみて。

思った以上に長くなってしまった20代の振り返り。
でも、こうして振り返ったことで、この10年という月日の中でたくさんの経験をして、たくさんの出会いと別れを繰り返して、たくさんの環境変化があって、その中で多くの学びや気付きを得られたことに気づけた。

この濃密な10年は20代だからこそ得られたものだろうし、こうやって振り返ることでまた味わえて、本当によかったと思う。

残りのカウントダウンは、ここ最近考えていることを、赴くままにつらつらと綴っていきたいなぁ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?