あそびをせんとや、うまれけん。
どんな風に希望を見いだしていたんだっけ。
子どもの時から、その希望で
恐らく生き凌いだはずだ。
登校中、集団登校で6年生から入学したてのわたしまで、総勢10名ほどで通っていた朝。
排水溝の溝を歩くマイルールに従い、いつも下を向いて遊んでいた。
その黒は、この線は、踏んではいけない。
そう、歩いてもいい範囲を決めて、その中にだけ足が着くように歩いていたので、毎朝電柱にぶつかっていた。
頭を突然引っ叩かられるような衝撃に、顔を上げると、また、、、という顔がこちらを見ていた。