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ねい
2019年1月23日 04:19
電話というのは突然鳴るものだ。特養にいる義父が貧血で検査入院となる知らせを受け、付き添いにスタコラと埼玉へ向かうことになった。 85オーバーの義父は、息子の初めての学校公開があった日、自宅で脳梗塞を起こした。その日義家に行くと、ソファで片手を挙げ、片眉を上げて陽気に笑う義父と、その隣には喋れない義母が憔悴しきっていた。ソファにもう丸2日いるという。周囲には尿瓶もあり、右半身は麻痺していた。