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2019年1月の記事一覧

難民になってしまった、ひと。

難民になってしまった、ひと。

「植物になりたいと、真剣に悩んだ時期があるんだよ。」

そう話すのは、40代後半の、髪に混じる少しの白毛を染める事もしない男性でした。
コットン地の白シャツの上に、グレーの質の良いニット、茶色のダウンベストを着ています。
ダボっとしたワークパンツの足元はスニーカーで、どれもビンテージものです。着崩した様子がとても似合いますが、上品さを感じさせます。生まれは東京では、ないのかもしれません。

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「約束」に恐怖を抱く優子さん

「約束」に恐怖を抱く優子さん

寝付けない夜や、どこかの帰りの電車、人を待つ時間に、よく頭の中に人物像が浮かび、気になって仕方がないことがあります。
だいたい、人混みに出掛けた後が多いです。

髪の長い、栗色の毛をした色白の優子さん。全体的に肌が乾燥しているように見えるし、胃腸が強くない人に見られる体格だなぁと思います。
ピンクの薄いウールのカーディガンに、オフホワイトのインナー。下半身はテーブルの下でよくわかりません。

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深夜の駅前にいた、帰宅困難者。

深夜の駅前にいた、帰宅困難者。

「あなた、この光をみて何を思うの?
わたしはね、ご飯のことばかり。」

そう話すのは30代の女性でした。小さな子どもがいるのかなとおもうような顔つきをしてして、染めていない髪を1つに縛っています。

黒いジャンパーコートのような大きな上着とジーンズ、その足元には、、、うーん、長いこと使い込んだとみられる、元の色がわからないスニーカー。

薬指の指輪に、すっぴんは童顔で、黒目がちの目だけを見れ

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