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かわいい大人とは何か:お父さんの可愛さを紐解く

米国から帰国したスミさんが、東京の友人コイさんと、毎週色んな話題をトークします(第38回)。


1.最近、お父さんがかわいい


ーこんにちは、スミさん。

こんにちは。最近は茹だるように暑いですね

ー一気に夏になったよね。

先週、ちょっとしか外に出ていないのに、熱中症のようになってしまいました。

ーこの喫茶店、いい感じだね。ジュースも美味しいし、涼しくて天国。

突然何ですけど、最近、お父さんのことが、より好きになってきたんです。

ーほう。良いことですね。

好きというか、かわいいというか。

ーかわいい?笑

いや、この暑い中で、庭仕事を一生懸命頑張っていたりとか、刈った後の生垣の写真を送ってくるのが、なんかかわいくて。笑

ーなるほどね。そういえばこの前、NHKの武田アナが、かわいいおじさんになりたいと言っていたよ。

2.かわいい大人とは何か


どういうことですか、それ?笑

ーNHKを辞めて民放に行ったんだけど、「カワイイと思ってもらえるには、どうしたら良いですか」という相談をしていた。

ふーむ。かわいいおじさんね…おじさんで可愛くなろうっていうこと自体、なんかあざとくないですかね。
野球やっている高校生とか、小さい子どものことをかわいいって思うのも、そういうんじゃないというか…何かを一生懸命がんばっている姿が。

ーまさにそうなんだよ。まさに相談相手のマーケティングの会社の人が言っていたんだけど、かわいいっていうのは意図的に作るんじゃなくて、何かを頑張っている人のことを「かわいい」って思うんだって。
だから、人からかわいいと思われたければ、自分が本当に好きなことを頑張るのが道なんだと。

なるほど。
言われてみると、うちのお父さんがかわいいのも、何だかよくわからないけど庭仕事なり帆船模型を無邪気にがんばっているからかもしれない。送ってきた写真にも、私も妹も大した反応もしないのに。笑

ーそうでしょ。会社でも、昇進に全く興味なく好きな仕事をとにかくがんばっている人は何となくかわいいと思うのと一緒だよ。

3.成長ととともにかわいさは減る?

しかし、大人になると、大抵の人はかわいくなくなるかもしれないですね。
なかなか無邪気に好きなことを追求しているだけではなくなっていく。

ーそうだね。人からの評価とか、他人への嫉妬心とか、果たさなきゃいけない義務とかも増える。

そうそう。しかもそれって、人間としては普通だし。
自分だけ好きなことやってれば良い、ということでもない。例えば育児を放っておいて趣味に走っている旦那さんがいたら、奥さんはブチギレると思う。笑

ー確かに。

子どもの頃はみんなかわいいのに、大人になるとそれが薄れていくのは当たり前ですよね。

ーそういえば逆に、この相談相手の人は「かわいくない子ども」と思われていただろう、と言っていたな。周りの大人たちの空気を読んで気を遣ったりしていたらしい。

なるほどねえ。かわいくないってそういうことか。
しかし、そうなると今の私は全くかわいくない。好きなことが何か迷走しているし、周りに気を遣ってばかりいる。笑

ーそうなの?

はい。笑 逆に、コイさんは、周りを気にせず好きなことに熱中しているから、かわいがられるかもしれないですね。

ーそうでもないよ、仕事はこれがなかなかやる気が出ないんだよなあ。

お互い、転職活動頑張りましょう笑

ーそうですね。わたしは次週、なかな気が乗らないアメリカ出張だ。

おー!まあ、東京のオフィスでつまらない仕事しているより、気分転換になっていいですよ。私も行きたいですもん。

ーまあそうか。がんばってきます。

(以下、小話)

ーしかしずいぶんお久しぶりになりましたね、スミさん。

ずいぶんご無沙汰しました。笑
アメリカから帰国して2年間、目の前の仕事を片付けるのと休むのとで、何となく日々が過ぎていました。そろそろ、また再開させていただこうと!

ーほう。それは良いことですね。

「アメリカで学生していた時には世の中のいろんなことに目が行ったのに、東京で働いていると気づきも狭くなっちゃうなあ」って思ってましたけど、日々何かは発見しているはずだなと思いなおしまして。
私から見えている世界の「編集」作業、もう一度頑張ってみます。

ーいいじゃない。スミさん、文章かくの好きだしね。
話せてよかったです、ではまた。

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スミさんとコイさんのFacetime
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!嬉しいです☺︎