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「ずっとやりたかったことを、やりなさい」10個の基本的な原則

「ずっとやりたかったことを、やりなさい」という本の、前書きの次に続く、基本的な原則についての章の内容をメモします。

前書きはこちら:

まず、創造性とは何なのか

原則の前に、この本でいう”創造性”について、説明しています。
(英語版のタイトルは、「The Artsit's way - A spiritual Path to Higher Creativity」、日本語に直訳すると、「芸術家の道-より高い創造性への精神的な道」です。)

創造性とは経験であり、私の目には精神的な経験と映る。

創造性がスピリチュアリティにつながるか、スピリチュアリティが創造性につながるか。

実のところ、私はこの2つを区別していない。

経験の前では、信念というものは意味をなさない

The Artist's way - A spiritual Path to Higher Creativity

創造性とは、誰かに与えられた能力というよりも、自分の経験から得られるもの。

また、創造性は経験を通じて得られるという意味では、例えばわたしが、「私は創造性に欠けている、だって絵が描けないし。」という信念は、単なる思い込みであり、無意味である。

と、解釈してみる

基本的な原則

さて、基本的な原則として、次の10つがあげられています。

以下の精神の原則は、創造力の回復と発見を可能にする基礎となるもの。
1日に1度は目を通し、態度や信念の変化に耳を傾けてください。

1.創造力は生命の自然の掟。生命とは純粋な創造的なエネルギー

2.わたしたちを含むすべての生命には、根底に宿る創造的な力がある

3.自分の創造性に自らを開くと、自分と自分の人生の中にいる創造主の創造性にも気づく。

4.わたしたちは、創造物です。そして、私たち自身が創造的であることによって、創造性が継続できます。

5.創造性は私たち人間への贈り物

6.創造的であることを拒否することは、自分で勝手に決めたことであり、私たちの本性に反する

7.私たちが創造性を探求するために自らを開くとき、私たちは何か大きな創造力(神)に自らを開くことになる。

8.私たちが、創造主に対して創造的な経路を開くと、多くの穏やかだが力強い変化が期待される。

9.より大きな創造性へと自分自身を開いていくことは決して危険なことではなく、安全である。

10.わたしたちの創造的な夢や憧れは、神聖な源から来ている。夢に向かって進むとき、私たちは神性に向かって進む。

The Artist's way - A spiritual Path to Higher Creativity

とにかく、自分には創造力があるんだ!と思いましょう。創造性を感じられない場合は、自分で押し込めてしまっているか、見て見ぬふりをしている。

自分の中にしまわれた創造力を取り戻そうと、意識的になることは、決して危険なことではない、むしろ穏やかな力強い変化がおきるかもしれない。

という感じですかね。

創造力を復活させるために、どのようにこの本を使えばよい?

1.1週間のスケジュールを決めましょう。
・何曜日からやるか
・いつやるか:1週間に7時間から10時間の時間を割きましょう。(1日1時間強
・12週間

2.おそらく、毎週割り当てられた全ての課題を終わらせられないので、半分終わらせられるようにすすめてみましょう。

3.どの課題を行うか?については、自分にとって魅力的なものと、やりたくないものを選ぶようにしましょう。(私たちはしばしば、自分が最も必要としているものに抵抗する傾向がある。)残した課題は、いつかそれを行えることができたときに使うためにある、と思いましょう。

The Artist's way - A spiritual Path to Higher Creativity

1日に1時間強、取り組むことがすすめられています。

課題を半分終わらせることを目指しましょう、というのは、なんともやる気の出るメッセージですね。

さらに、課題の選び方でも、痛いところをつかれた感あり。いまぱっと具体例は思いつかないのですが、たしかに、最も必要としているものを避けようとしたり避けたりした経験があるような、ないような。

このプロジェクトをすすめる中で、予測されること

すすめる中で起きるであろうこと
1.最初の数週間は、ある種の反抗心が見られるかもしれない。抵抗と希望の波が交互にやってくる。

2.この不安定な段階の後には、このプロジェクトを放棄して元の生活に戻りたいと強く思うようになる。(これを創造的Uターンと呼んでいる。)

3.創造性の回復に取り組むとき、私たちは自分が知っている人生から撤退するプロセスに入る。

The Artist's way - A spiritual Path to Higher Creativity

著者は、「誰もが途中でやめたくなる」と繰り返し、創造性を回復するのは簡単ではなく、時には困難や混乱を引き起こす、と言っています。

プロジェクト中に、意識的に行うようおすすめされていること

ただ真剣に取り組むだけでは達成できないので、意識的に次のことを実践するようおすすめしています。

1.「もう遅い」と自分に言い聞かせるのはやめよう。

2.本当に好きなことをするのに十分なお金を稼ぐまで待つのはやめよう。

3.もっと創造的な人生に憧れつつ、「ただのエゴだ」と自分に言い聞かせるのはやめよう。

4.「夢なんてどうでもいい」、「たかが夢だ」、「もっと分別があるべきだ」と自分に言い聞かせるのはやめよう。

5.家族や友人に頭がおかしいと思われることを恐れるのはやめよう。

6.「創造性なんて贅沢品だ」、「今あるものに感謝すべきだ」、と自分に言い聞かせるのはやめよう。

The Artist's way - A spiritual Path to Higher Creativity

最後のは、わたしは長年少し感じているかもしれない、と気づきました。

場合によっては、「今あるものに感謝すべきだ」と言い聞かせることで、変わりたいとか新しく始めてみたい、という気持ちを押さえつけてしまっていることもありますね。

最後の締め

この章は、最後、激励でしめられています。

自分の内なる芸術家を認識し、育て、守ることを学べば、苦痛や創造的な制約を超えることができるようになる。

恐れを認識し、解決する方法を学び、感情的な心の傷を取り除くことで、自信を強められます。

この本に取り組むことで、あなた自身の創造性との素敵な出会いを体験します。

興奮したり、落ち込んだり、怒ったり、恐れたり、喜んだり、希望を持ったり、そして最終的には、より自由になる

The Artist's way - A spiritual Path to Higher Creativity

最後の、「最終的には、より自由になる」というのが、わたしの80歳のインド人のヨガ師匠が常々言われていることなので、びっくり。

これについては、インドと日本どころではなく、西洋も東洋も同じですかー。


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