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食養生の基礎知識(症状別対策とケア)2


症状に合わせて薬膳、栄養学、生活習慣などを載せていきます。
今の症状と体質タイプを見て、症状の原因を見て調整して症状を緩和していきましょう。
今回は「頭痛」です。

【頭痛】
頭痛歯、カゼなどをひいたときに痛くなる急性のものと、疲れや血行不良などが原因の慢性的なものとがあります。
頭痛のほとんどは慢性頭痛。日常的に起こるので病院に行かずに鎮痛剤で抑える人も多いです。鎮痛剤の濫用から慢性頭痛が起こりやすくなるのでご注意ください。
頭痛は、原因やメカニズムによって症状が異なります。
痛い場所がほぼ同じでズキズキするような痛みは「血」の巡りが悪く、重だるい痛みは水分代謝の悪さからきています。
まためまいがあってボーっとした痛みは「血」の不足、ストレスで張るような痛みは「気」の巡りが悪いことで起きます。

《共通セルフケア》

  • 首や肩こりを解消する。

  • 目を休める。

  • 無理や我慢をしない。

(寒さをがまんしたり、体を使いすぎたりと、がまんや無理をするとひどくなるので、我慢や無理をしないようにしましょう。)

《血虚タイプ》
体の「血」が足りなくなり、脳への「血」の量が減ることで栄養が不足してしまうため、頭痛が起こります。シクシクとした痛み、夕方や夜に出ることが多い

症状
顔色が白っぽい、土気色っぽい、めまい、肌の乾燥、不眠、生理不順など

対策
「血」を補う
  ↓
気を補う食材
黒豆、黒ゴマ、黒きくらげ、ほうれん草、人参、しめじ、パセリ、レタス、プルーン、ライチ、牡蠣、あさり、いか、たこ、うなぎ、かつお、鮭、鯖、ブリ、まぐろ、ひじき、牛肉、豚肉、鶏卵、レバー、アーモンド、カシューナッツ、なつめなど

⚠控えたい食材⚠
冷たいもの、生もの、油っぽいもの、甘いもの、生もの

《気滞タイプ》
「気」の巡りが悪くなることで「血」を脳へ運べず、栄養が不足してしまうため、頭痛が起こります。

症状
イライラ、怒り、ストレス、頭痛・肩こり、ゲップ・ガス・しゃっくりが多い、喉につかえた感じなど

対策
「気」の巡りをよくする
  ↓
気の巡りをよくする食材
玉ねぎ、ピーマン、みつば、エシャロット、グレープフルーツ、ゆず、みかん、ネーブル、鮭、かじきまぐろ、ジャスミン、キンモクセイ、酒、赤・白ワイン、フェンネル、ターメリック、八角、陳皮(みかんの皮)など

⚠控えたい食材⚠
イライラや頭痛のある人は、にんにく、香辛料などの「辛味」の食材やウイスキー、焼酎、花椒、胡椒、唐辛子、シナモンなど

《血於タイプ》
「血」の巡りが悪くなることで「血」を脳へ運べず、栄養が不足してしまうため、頭痛が起こります。

症状
顔色が暗い・くすみ、しみ・そばかす。足の血管が浮き出る、生理不順、頭痛・肩こりなど

対策
「血」の巡りをよくする
  ↓
血の巡りをよくする食材
黒豆、納豆、おくら、セロリ、玉ねぎ、チンゲン菜、にら、菜の花、レタス、なす、パセリ、サフラン、栗、ブルーベリー、プルーン、桃、カカオ、うなぎ、鮭、イワシ、さば、ししゃも、サンマ、黒砂糖、紅花、焼酎、ハイビスカス、酢、さんざし、キンモクセイなど

⚠控えたい食材⚠
油っぽいもの、甘いもの

《水滞タイプ》
体内に「湿」が停滞して、重苦しい感じをともなう頭痛が起こる。

症状
むくみ、体が重だるい・倦怠感、軟便・下痢しやすい、めまい・吐き気、アレルギーがあるなど

対策
「津液」の巡りをよくする
  ↓
体の余分な水分を取り除く食材
とうもろこし(特にヒゲ)、冬瓜、なす、もやし、レタス、すいか、小豆、大豆、黒豆、緑豆、アスパラガス、きゅうり、あさり、鴨肉、昆布、海藻類、ウーロン茶、プーアル茶、紅茶、ココア、コーヒー、緑茶など

⚠控えたい食材⚠
油っぽいもの、甘いもの、アルコール


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みんなの健康と美の健康所@ロカロジ
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