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私の教育観

「新しい仕事のミスマッチ」シリーズで少し触れましたが、実は過去に、大手英会話スクールの内定を辞退したことがあります。

先輩講師は魅力的で、研修はしっかり充実していました。

人事担当の方も優しかったので、辞退するのがとても心苦しかったことを覚えています。

しかし、自分の教育観と会社の方針がどうしても合いませんでした。

答えが一つなんてありえない

小中学生クラスのロールプレイでは、生徒が正解とも不正解とも言えない答えを言ってくることがありました。

それに対して、Good try, but ... と、チャレンジを誉めつつも、正解はコレだよ~と、一つの理想的な答えを暗記してもらう方法を指導されました。

ですが、わたしがデンマークの学校で受けたのは、自分にとっての正解を探していくような教育で、そういう質問を拾い上げて一緒に考えていくようなスタイルでした。

価値観が多様化している今の時代には、デンマーク式の教育の方が必要とされているように私は思うのです。

人生では、自分にとっての正解を見つけることが大事で、そしてそれを他者に説明して理解してもらって、折り合いをつけて生きていくというのが大切なのではないでしょうか。

日本式の答えのシャワーを与えるような教育では、自分で自分の人生を舵取りする力が養われないように思います。

そういった集団的で画一的な教育方法は、たしかに戦後日本の急成長を支えたその当時には必要なやり方だったのかもしれませんが。

講師の力が試されるデンマーク式教育

とはいえ、そんな教育をどう伝えていくかは試行錯誤の日々です。

生徒さんのふとした疑問からその日の授業内容を決めるというのは、事前に授業を作りこむことができないので、講師の真の力が試されてしまうのです・・・!

事前に準備をして、テキストに沿って説明するというのは、実は講師はとても楽です。

究極を言ってしまえば、考えずに読むだけでも授業は成立します。

ですので、生徒さんは眠くなります。(こういう学校の授業、ありませんでしたか?)

その日その日で即興的に授業をしていくやり方だと、準備もしなければならないうえ、授業中も気が抜けません。

講師を始めたころは毎回緊張していたのですが、今ではだいぶ肩の力を抜いてできるようになってきています。

すぐには分からない質問が来れば、それは私の宿題にしたり、どういう風に解決したらいいかガイドすることもあります。

一味違ったやり方ですので、学校の授業がつまらないという中学生さんと保護者の方にとっても好評です!

どんなやり方が生徒さんにとってよいのか、何年たっても探りながらの私ですが、英語の海、言葉や表現の海をみなさんと一緒に楽しく進んでいきたいです。




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みきてぃ
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