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働くことを考える
荻窪Titleで行われたナカムラケンタさんの著書「生きるように働く」のイベントに行ってきた。
この本のイベントはたくさん開催されているが、最初に参加したのがTitleの辻山さんが聞き手のイベントでよかった。
相手に対して興味を持つこと
インタビューをするときに大切なのは相手に興味を持つこと、それができる人がインタビューして記事を書くことの素質がある人。
そのようなことをナカムラさんはインタビューする側として、辻山さんはインタビューされる側としてお話しされていた。
別の話の流れで、辻山さんが「本も気にかけてあげると売れる」とおっしゃっていたのも売るものに興味を持つということになるのではないだろうか。
そして、私も小売の現場にいて、気にかけていると売れると思っているので、このお話を聞けてうれしかった。
いい場所って、人なんだ
本の中で好きな部分のひとつで、イベントでも触れられていた。
建築家は建物が完成したときを頂点にしがちだが、そこがスタートというお話がいいなぁと思った。
建物に限らず、そこに人がいて完成されるものが好きだ。お客さんとしてどんな人が来ているかも含めて、自分にとっていい場所かどうかが決まると思う。
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本が好きで本に関わる仕事をされている辻山さんと自らやりたいことを次々に仕事にしているナカムラさん。
好きを仕事にすること。
それはすばらしいことだけど、全ての人がそこを目指さなくてもよいのではないかと思う。
そうではない人もいるおかげで、社会がまわっている気がするからだ。
好きを仕事にする人もしない人も、どちらが正しいと争うことなく、お互いを認めあっていけるといいなぁと思う。
<おまけ>
「生きるように働く」のカバーについて、辻山さんが「こんなに柔らかい手触りの紙を使っている本はない。」とおっしゃっていた。たくさんの本を見てきた方ならではのモノの見方。積み重ねてきたものがあるからこその、こういうお話が大好きだ。