【観た/2023年75本目】映画「グリーンバレット」観ました。
【観た/2023年75本目】映画「グリーンバレット」観ました。
【感想】
アクション映画の「シン・標準点」。緊張と緩和が生み出すのは笑いだけじゃない!!
まずストーリー、脚本。
監督の過去作の設定をうまく引用。
ファンならたまらない、初めてなら新鮮に、という難題をきっちりクリア。
オリジナル脚本なので、当たり前なんだけれど劇画的なのに元ネタが見当たらない。
アクションありきの映画ではあるがストーリーの基本的な骨格がきっちりしているのが特徴です。
そして演出、演技。
ソファーでゴロゴロからアクセル全開のような。
昼寝から朝活のような。
ユルユルからのキレッキレ、
とにかくメリハリ、緊張と弛緩を徹底的に繰り返し。
くすくす笑えてしまう一方で、アクションの凄みが際立つ。
もはやこれは阪元監督の作家性まで昇華、手練れ、熟練の域。
肝心のアクションも「見慣れた感」はまるでなし。
まだあったのか!といわんばかりのバラエティの多さはこれまた流石。
見応え十二分です。
一方、キャスト陣はおそらく初めての演技のかたも見受けられ。。
ぎりぎり成立している、といわざる得ないです。。
それでも伊能さんの演技は回を増すごとに出色。
今後は幅を持たせた他作でのキャスティングも期待できそうと感じました。
さて。
アクション映画、特にガンアクションものは、見飽きちゃうことが多いのですが、、。
阪元監督作は飽きない。
これは常に新しい技を探す、求道的な姿勢に共感できるからのように思います。
「突き詰めても突き詰めて、まだ尚まだ先を見つめる」
みなわわなくちゃ、と素直に感じることができた作品でした。
【評価・つけるとすれば】
3.8です。
ちなみに
☆1 ・・・金返せ
☆2 ・・・DVDで十分
☆3 ・・・劇場で観る価値有り
☆4・・・・是非オススメ!
☆5・・・・生涯の名作!です
もちろん「オススメ☆」です♪
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