【観た/2022年50本目】映画「ライダーズ・オブ・ジャスティス」観ました。
【感想】
それにつけてもマッツ・ミケルセンのイケメン戦闘力の凄まじさ!!!!
まず脚本、構成について。
思わぬ事故からの喪失。
父親と思春期の娘の難しい距離感。
軍務に明け暮れ、任務に忠実だったが故の実社会との距離感。
これらの三要素を
距離感のある者同士が意外に共通点を見つけ連帯してしまうという、
英語は苦手な人同士のほうがよく通じるみたいな「あの現象」をうまく利用し、
物語を推進、狂気性を深掘り。
どの要素もバランスよく配置されていて上手い!と感じました。
そして演出だったり配役だったり。
主演マッツ・ミケルセンの「無骨な軍人らしさ」を一発で観客に理解させる演技力はさすが!
特にアクションよりも台詞回しで表現していく力量は、もう一回、やっぱりさすが!
娘、その恋人といった若いキャストの演技もやたらと安定感あり。
アクションはどこかで見たことあるようなのばっかりですが会話劇としてのサスペンス量は多めでした。
難癖つけるとすれば、、
・脚本の性質が思ったよりヘヴィーなのでコメディっぽいシーンがかなり浮いて感じる。
・よくできた本、上手い演出ではあるが、入り口の伏線が見え見えでそれほど意外性はない。
・数学者3人組のキャラ付がありきたり。既視感が半端ない。
の3点でしょうか。。。
いずれにしても、
デンマークの至宝、マッツの演技力を堪能できるのはやはり贅沢な時間の使い方と言えるし、
スピード感のある、骨格のしっかりした北欧映画のスタンダードであることもまた確か。
マッツの「アナザーラウンド」なんかも合わせてみるとより味わい深いと思いました。
【価点・つけるとしたら】
☆3.9です。
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