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[OldCityBoy的「カルチャー」考察] 村上春樹的、女という生き物が分からねー!、でも無いと生きられねー!!!、の男の絶叫漫画、な"おやすみプンプン"
エヴァを見たことがない世代(20代)に、
自身の覚醒コンテンツ的漫画は何?
と聞いたところ、
おやすみプンプン
って答えが返ってきて、気になって、ちょっと読んでみました。
結論、エヴァの系譜を持つ、村上春樹な、
女という生き物が分からねー!、でも無いと生きられねー!!!、
な男の絶叫漫画でした。
この漫画は表現で新しい挑戦があり、圧倒的な絵の力があるのに、主人公をモブキャラにして、読者に脳内補間させるという試みをしています。その意味では小説と漫画の間を狙ってて、教養がある人向けの漫画です。
20歳前後の人がこの漫画を読んで覚醒するのはよくわかりますが、実はこの手の覚醒コンテンツは昔からコンスタントにあります。
・サリンジャー
・村上春樹
・岡崎京子
などが代表的ですが、定期的に需要がある分野のようです。
思春期の鬱屈した気分を表現する場合、一般的には「より内に入る」村上春樹と「積極的に外に出る」村上龍の二つに大別されることが多いのですが、自分は村上龍の方が好みで、「愛と幻想のファシズム」に覚醒させられたタイプですが、これはマイノリティで、ほとんどの人が村上春樹の方を好み、この違いは、女性に受け入れやすいかどうかで決まる気がしています。
個人的には、村上春樹も、村上龍と同様に完全に男性目線な文学だと思ってて、なんで女性にあんなに支持されるのかさっぱり分かりませんが、実は、女性の心理にズバリ刺さる部分があるのかもしれず、村上春樹と同じ系統の「さよならプンプン」はもっと直接的に女性の生きざまを描いてるので、女性を理解するための作品としてはいいかもしれません。
結局、女性という存在は、男性からはなかなか理解できないもので慣れるしかないと思っていますが、最近はちょっと冷静に分析できるようになってきた気がしており、その一因が娘が大きくなってきたことかもしれません。また、下記の映画も見たことも影響してると思います。
最後に、この「おやすみプンプン」はちょっと罪深い漫画で、小学生の女の子がいる家に普通に置いとくわけにはいかず、隠れてコソコソ読んだのですが、なんだか疲れてしまったので、次はもっと気軽で罪のない漫画を読みたいと思います。
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