THE LAST ATTACK見た
もう既に知っている内容だったけど、やっぱり劇場で見ると没入感が段違いで、2時間半があっという間だった。
中学時代から作品のファンだけど、劇場で見たのは初めてだ。
特に今作は爆発とか砲撃とか巨人同士の戦いが多く、最後の戦いは内容を知っているのに手に汗を握るほどの迫力だった。
エンディング後にミカサが言っていたけど、本当に長い物語で、初めての壁外調査のところをアニメで見ていた頃なんて、まだまだ予想のできない展開に対するワクワク感が残っていて、こんな結末を迎えるとは予想だにしていなかった。
アニメで初めて第一話を見た時、あまりのグロテクスさに衝撃を受け、少年漫画らしいヒロイックさや立体起動のかっこよさに夢中になっていたけど、人との戦いがフォーカスされるようになってから、ワクワク感よりも絶望感ややるせ無さが際立っていったように思う。
それでも十分すぎるくらい良い結末だったと私は思う(アルミンとは違い私はあまり考察しない派なので)。
何故だかわからないけど、1番心に残っているのは、アルミンが「道」でジークに、子供時代にエレンやミカサと追いかけっこした時の思い出を語るシーン。
アルミンがその時に、「自分はその時、このために生まれてきたと感じた」と語ったシーンが、原作を読んだ時からずっと心に沁みている。
アルミンが言うように、繁殖するためや生き残るためには全く必要がないことも人間は楽しむことができて、例え意味が全くなくてもそれを生きる目的にしても良いんだ、と思えるところが好きなシーン。
ミカサが言う通り、登場人物たちとちゃんとお別れできた感じがして、見にきて良かったなあと思う。
どうでも良いけど映画が終わった後、シアター内のそこら中に大量のポップコーンが落ちていた。
進撃の巨人のあまりの迫力に驚いて落としてしまったのだろうか。