紫の花の正体は|お福わけ通信#112
いい香りがした。
マスクをしたままでも感じるくらい爽やかで、上品な香り。
毎朝、夫と一緒に散歩に出かける。リモートワークになってからの習慣。ここのところ雨や曇りや、そんな天気だったけれど、土砂降りにならないなら、小一時間の散歩に出かける。
いくつかあるルートの一つ、昔からのお菓子屋さんがある道の角に、その花はあった。紫と白の花が咲き誇っていて、可愛らしい。
驚くのは、その香り。数メートル離れていても香ってくる、爽やかで、上品な香り。
その香りに気付いてからは、あちこちに、実はこのお花が咲いていることに気づいた。「あ、あの香り!」と、姿が見えなくても香りで気づく。
見た目も可愛くて、いい香りがして、何ていう花なんだろうと気になった。今は、何だって検索できる。
とりあえず「5月 花 紫」で検索してみた。すみれ、とか、アヤメ、とかに混ざって、あったあった。
これは多分『ニオイバンマツリ』
・・・ニオイバンマツリ。
名前負けは、していないと思う。
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