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私事ですみません。

私は今年還暦を目の前にして、しかもこのコロナ禍であるにもかかわらず、無謀にもエステサロンを開業しました。

元々はアパレルのデザイナーだったのですが40才頃に双極性障害が発覚し、デザイナーは苦しすぎてもう出来ないと思いました。

でも、まだまだ生きなければならない。でも、どうやって生きていくのかと自分に問い掛け続け出て来た答えがなぜかエステティシャンでした。

元々施術を受けるのが好きなだけで、美容オタクでもない。自分でもちょっと不思議でもありました。でも、気持ちが決まってからは起業しようとセミナーに通ったり、その時点で自分の思いつく事全てすごい勢いで動きました。休職していることをいいことに。

復職、休職を繰り返して産業医から認知行動療法という精神療法を勧められました。もちろん投薬も並行する治療ですが、自分の考え方の癖を直す治療法です。正直私は何の役にも立たなかったと思っていますが、大きな報酬もありました。

認知行動療法を受けるにはリワークという名のデイケアを受けなくてはいけなくて、心療内科に併設された施設に入りました。そこには同じ様な精神疾患を持った人たちがうじゃうじゃいました。中でもIT系の方々が多くいらっしゃいましたが、アパレル業界という狭い世界育ちの私には、世の中にはこんなに優秀な人たちが存在してるんだと愕然としました。そんな人たちがデザイナーという異質な人間と普通に交流してくれる。今までとは全く違う内容、知らないワードが出まくる会話。新鮮でした。そして、同じ苦しみを分かち合えるちょっと深い絆の仲間が出来ました。その交流は今でも続いています。

皆さんにお悩み相談をするというプログラムがありました。私は苦しすぎるデザイナーをもう辞めてエステサロンを開業していと思っているがどう思いますか?と言う問いかけに全員一致でNO!「デザイナーは誰でもできることではない。続けるべき。」と言うアドバイスでした。それが決定打では無いにしろ一人また一人と復職していく中で私も復職してデザイナーに戻る決心をしました。

でも、やっぱり苦しかった。なんだか全てが上手くいかず、50を過ぎてクビになることが続きました。ある意味仕方ないとう冷静な解釈もしていましたが、最後になった会社は酷かった。

解雇の理由が、「無理やと思うわ。合わへんと思う。」すでに2年に近く働いて来て今更?ブラックにも程がある会社で、もうパワハラにも限界だった私の気持ちは一直線。悩む事無く起業と思いました。

エステサロンを開く!

そこからはもう全力疾走。事業計画書を書き、あらゆるセミナーを受け、サロンでバイトし、友達とも集う。とにかくおしゃれ感のあるサロンにしたかった。でも資金は無い。とにかく素敵なイメージ、イメージでコンセプトを固めました。

とりあえずオープンしてみてもお客様は来る訳もなく、とにかくやれることをする。SNS発信。そのやり方もよく分からずそこから手探り。それは今でもそうです。運転資金だけが減る一方。でもなぜか倒産するイメージも不思議と無い。

そして今、何かが動き出しそうになった予感がやっとして来た。あくまで予感がして来たレベルですが。

全てトライアンドエラーですね!

次回、良い報告ができる様よく考えてみます(笑)


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