結婚、同棲する人へ2人のお金の持ち出しパターンを紹介しよう
結婚、同棲!どちらもハッピーなイベントですね。どこに住む?間取りは?広さは?など、家探しも楽しみなところですが、「同棲中の二人のお金をどう分けるか、管理する?」も必ず検討しておきましょう。
金の切れ目が縁の切れ目。わりと聞きます、「こっちが多く払ってるんだから」と喧嘩の途中で論点ずらす人。友達にもいました、「自分より稼いでるのに」と不満そうにしてる人。こういう不安や不満って何かのタイミングで爆発して、それにお金が絡んでいるとなるとマリアナ海溝より深い関係性の溝が生まれたりするんですよね。出した言葉は引っ込められないので、そうならないように事前の交通整理はしっかりしておく必要があります。
今回はナイーブな話題ゆえになんとなーく切り出しにくい、「結婚と同棲のお金」について、処理パターンと例、メリデメを整理してご紹介します。最悪相手にこの記事をURLで共有できればいい感じにするのが目標です。
同棲・結婚生活に必要な費用は何か
まず、費用の分け方を考える上で、必要な費用を予め合意しておきましょう。お互い「予期しない出費」は心理的ストレスになりますし、事前に何にお金がかかるかということがわかっていると、優先順位を立てることができます。「礼金払ってもいい家がいい?」、「家電はこの際変えたい?」とこの機会にカジュアルに話しちゃいましょう。
さて、同棲と結婚生活に必要な費用の中には、共通部分と、結婚に際して発生するイベントごとに対する費用(例)結婚式、新婚旅行、出産、子供の学費 があります。よって、今回は必要なコストを同棲パートと結婚後のイベントにより発生するものをわけて出します。
同棲(一緒に生活する)際にかかる費用項目
一緒に生活する際にかかる費用としては以下の4種類があります。
①物件手配費用 [イニシャルコスト]
ー敷金 家賃の1ヶ月分
ー礼金 家賃の1ヶ月分(交渉でカットできることが多い)
※引越しはそれぞれの家からになるため、個別会計を前提とする。
②家財、家電手配費用 [イニシャルコスト]
二人で暮らす場合に購入・リプレースする可能性があるのは以下です。
ただ、別に変えなくても不便なものの生活はできると思います。
・食事テーブル、ソファ、椅子を二人or四人対応にする
・冷蔵庫を大きいサイズにする
これ以外に関しては二人の好みでいいと思いますが、
引越し時に一緒に手配すれば搬入の効率がいいというのはメリットかも。
③その後の固定費用 [ランニングコスト]
ー家賃、保証費用:ぴんきり。
ー貯金:一般的には手取り収入の10~20%
④生活費 [ランニングコスト]
ー食費:二人ならオール自炊前提で30,000円〜
ー日用品:最初のうちは10,000円、落ち着いたら5,000円程度
ー水道代:お風呂入る人なら4,500円〜
ー光熱費:部屋の広さにもよりますが都内なら5,000円〜
ーガス代:料理する人なら3,000円程度
結婚後のイベントでかかる費用
結婚後に発生する費用は一つ一つ10万円、100万円、、と突発的にニコニコ現金払いが難しくなってくるような内容になってきます。
「一般的な」とか「スタンダード」とか、そういう言葉に惑わされず、自分たちが本当にやりたいことに絞る必要があるので、早めに見通しをもって優先順位をつけるようにしましょう。
①結納、両家顔合わせ:10万円〜(パパママ支援想定なし)
②結婚式:家族婚なら100万円〜/70名規模は350万円〜
③新婚旅行:国内なら10万円〜(海外は円レート次第でンン十万…)
④出産:100万円〜(補助なし想定)
⑤育児、学費:幼稚園30万円〜/年…小学校入学金…etc
※各金額は目安なので、見積もりは計画的に。
費用の分け方案3点
今回、費用の分け方としては以下の2つを条件に提案します。
1)上記であげたイニシャルコストは対象にせず、月々のランニングコストを対象とする
2)「二人の間に収入格差がある」ことを前提とする
まあそんな人じゃない限りこの記事は読まないでしょう!
その①収入(手取り)差で毎月精算・按分
1つめは王道、毎月のコストも綺麗に分ける方法です。
毎月月末に精算、按分した金額をAさんがBさんに支払う方法ですね。
その②毎月の費用は「予算」を設定し、定額支払
2つ目は、1つめのプランのうち、毎月の精算を不要にする方法です。
基本的な考え方は1つめと同様ですが、毎月かかりそうな費用を事前に見積もり、年間を通して毎月その予算に対して収入により按分した額を支払うようにします。具体的な方法は後述しますが、ざっくり言えば共通口座と共用カードをつくるのがおすすめです。これにより毎月の精算は不要になります。
その③勘定科目ごとに支払う人を決める
家賃はAさん、食費や生活費はBさん、など、必要な費用ごとに支払い担当を決める方法です。事前にかかる費用を見積もった上で、収入差を考慮してどっちが何を支払うか決めることになります。
その④完全に割り勘
3つめはもちろん割り勘です。この場合は片方の負担が現実的な金額になる必要があるので、各勘定科目ごとにかかる費用について、現実的な生活水準になるよう、収入が低い方をベースに決めていく必要があります。
以上
他にもパターンあるかもしれないので、もし案があればぜひコメントください!
4パターンの比較→2がおすすめ!
雑ながら一応4つを比較してみると、おすすめできるのは2かなと思います。(=毎月の費用は予算を決めた上で定額で支払い)
強いて言えば別れるときにめんどくさいかもしれないですけど、別れることないですよね!!きっとね!!まあそのときも、残高を按分すればいいかなと思います。
一方、1と4も△×の要素が別に問題ないなら、その方法でもいいと思います。毎月の精算の手間を減らせる工夫をするとか。お互いの生活水準の意識がマッチしているので寄せることに抵抗感がないとか。そういうことであれば問題ないので、候補としては残していいと思います。
ただ、そもそも4が選べる人はこのページ見てないと思うので、結局2で落ち着くような気がします。。。
次回につづく
次回、このパターン2を想定した上で、我が家でやっている管理方法を参考に紹介します。
本当はまとめて書きたかったけど長くなりそうなので、、
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