モテる男と少子化心理学
最近ようやく日本の既得権益含む社会問題が本格的に取り上げられるようになった。するどい人にはとっくに理解されていた問題たちが一気に噴き出すSNSはいつ見ても面白い。またしても"まだそこにいるのか"と思えるからだ。
さて、近年少子高齢化は、経済問題が最大課題であることはこの上ない事実として、もっと深く知らなければならない哲学がある。それがモテる男の世界線だ。
古来から、モテる人間たちは貴重だった。中々お目にかかれないんだから、テレビが普及したと同時に山口百恵ばりのスターが次々誕生するのは至極当然の結果と言える。
しかし今はネットが普及し、目にするだけじゃなく、有名人に直接DMやリプライできる時代である。どんどんモテる人間たちと接触できるようなってきた。
確率は置いといて、有名人といつでも会える可能性がある時代だ。この状況は客観的に見て少子化に対するかなりの危険因子だと思っている。
問題は、有名人に会えることそのものじゃない。モテる魅力な人間といつでも接触できる可能性があるのがヤバイのだ。つまり有名人に限定されない。魅力でモテる人種ならなんだって危険という理屈である。くどいようだが、主観ではなく客観的な事柄である。
弱者男性というワードを聞いたことあるだろうか?Wikipediaによると、弱者男性(じゃくしゃだんせい)とは、貧困・独身・障害・不細工など弱者になる要素を備えた男性のことである。とのこと。上記はちょっと差別的である気もするが、日本の童貞率は、20代で4割を超えるという。いわゆる性的弱者という部類らしい。
あるマッチングアプリを使った調査によると、女性ユーザーにくる平均いいねは、男性ユーザーにくる平均いいねの100倍とのこと。
単純計算でマッチングアプリ上で、女性は男性の100倍モテている計算になる。しかし、女性はこの数字を見てもパッとしないだろう。なぜなら、無自覚に男性を選び、無意識に男性と出会っているからである。
しかし、実はその男性というのは、運良く拾われた野良犬か、はたして元々誰かに大事にされている愛犬のどちらかということだ。客観的に見て後者の可能性が高いし、ライバルは間違いなく多いだろうね。笑
わざわざ高い金を払って女性に媚へつらうも、異性を獲得できない男性たち。実は、男性のモテ度というのは本当に極端で、大体は超モテるか、超モテないかの二元論なのかもしれない。中間ももちろんいるだろうけれど、女性と比べたら圧倒的に少ないはず。
さて、信じたくない人は信じなくてもいいんだけれど、ここから超モテる側(+エクストリーム)の男性がどうなっていくのか、解説したいと思う。物語風に。
彼らは最初からモテたわけではない。いや、生まれながらにモテている人もいるかもしれないけど、大体が後天的に急にモテるようになるのだ。
例えば一人の男性がいる。要因はわからない。仕事に忙しかったからか、長年の筋トレにようやく効果が出たからか、痩せてスマートになった。連鎖的に自然に洋服も着こなせるようになってお洒落になった。別に顔は大してイケメンではないかも。だけれど、集まりに顔を出すだけで女性に連絡先を聞かれたり、後々SNSを特定され、DMされることが増えたのだ。
まだその男性には自覚がない。「どうせ自分なんて…」と女性に縁がなかった頃の名残がコンプレックスとして残っている。単純に友人として絡んでくれてるのだろうと思い、深入りはしなかった。
数々の女性から繋がりを求められるけれど、臆病に放置していると、ついに確率論で勇気ある女性からの誘いがくる。「今度ご飯にいきませんか?」と。
そんな経験がなかった男性は断る理由もなく、「是非」と承諾。もちろん鈍いので下心はない。だって、自分が異性として見てもらえるなんて信じてはないのだから。
そして食事の当日。なにやら女性が沢山質問し、男性はそれに答えている。もちろん大したことはしてない。だけれど、話は弾む。その女性はその男性に興味があるので、何気ない会話でも楽しいのだ。本屋に溢れるモテテクニックなどの小細工は一切ない。ただ女性主体で自然に話しているだけ。
お会計の時がきた。「あら、結構いきましたね~。」伝票を見ながら男性がそう答えると、女性は財布を空けた。「私が誘ったんだから、私が払います。」そう女性が言うと男性は驚きを隠せない表情で、「いや、それは流石に、僕が払います。」「いやいや。」「じゃあ割り勘で。」「いや私が払います。」
結局お会計は女性持ちで話は終わる。「私は公務員だから、お金はあるんです。」女性はそう言いながら店を出た。
いったん物語を一時停止。もう既に話が異次元だし、現実味が薄いと思いましたか?でも男性が本当の意味でモテるとは、こういうことです。そこだけ異世界なのです。ホストに群がるホス狂を見て、到底理性では受け入れ難い光景だと思うでしょう。ホストの売上げの為に、身体をボロボロにしながら売り、男に貢ぐ女性たちを見て、頭がおかしいと思うでしょう。でも実は、ホストじゃなく、似たような周波数を発してるアマチュアのモテ男は沢山居ます。そこだけ異次元だし、その男に引っ掛かりそうものなら、周りが"やめとけ"って本能的に思うようなタイプです。しかし、その声は届かないのです。なぜなら、異次元にいるからです。続きを再生します。
夜道、女性がいきなり手を繋いできます。男性は驚くけれど、はじめての体験に動揺しながら手を離せません。「どうしたの…?」「いいからついてきて。」
女性主導でたどり着いたのは都内のラブホテルでした。男性はあっという間に女性に奪われてしまいます。頭が混乱しつつ次第に冷静になっていきます。
行為後、得意気に話す女性の仕草から、今まで積極的に連絡くれた女性たちが同じ気持ちを持っていることを直感します。どんな鈍い男性でも、女性の欲求の正体に直面するのです。
自分からアタックしていく今回のような女性もいれば、男性からアプローチするよう遠回しに仕込んでいく人もいます。モテテクニックとは全く違う現実に驚愕するのです。
自分に自信がない男性は、もっと確証が欲しくなります。まだまだ臆病な男性は自分から積極的に誘いはしないけれど、たまったラインやらDMに乗り気になっていきます。
するとポンポンと女性と秘密を持つ機会が次々と増えるのです。その男性視点では、まさに異次元にいるようです。それは急にその男性に訪れたからです。
自分に自信がないから、できる限り皆に優しくしようと努めるし、嫌われたくないから積極的に女性の話を聞いたりするけれど、すぐにキャパオーバーになってうまく捌けなくなります。
最初はうまくやっていけるけれど、嫉妬した女性や、束縛の強い女性にタイムロスするようになり、他の女性に女性のことを相談したりするようになっていきます。
他の賢い女性は男性に嫌われたくないので、「めんどくさい女切っちゃいなよ~」とか煽ります。都合のいい自分を演出して生き残るが為です。
そんな話をしてるうちにも次々と新規の女性がやってくるので、頭がパンクした挙げ句、とうとう優しさを失います。嫌われたくない女性はイエスマンになり男性についていきます。周りから自我が強い女性は一掃され、治外法権の帝国が出来上がります。
そうなってしばらくしたら、その女性たちはなんでも言うことを聴きます。ハードな性癖やレ○プまがいなプレイも受け入れ、次第には「ありがとう」とまで言わされます。もしかしたら、男性のスマホフォルダはポルノの宝庫かもしれません。客観的に見れば、その女性たちは男性の操り人形にしか見えません。しかし、異次元にいるのでなぜかお互いにWINWINになるのです。こうして優しい男性もじわじわと、そしてある日を境に一気にクズになります。どんなに謙虚でも、です。(あくまで一例で全てがこの限りではありません。根っからの優しい人はそこまで振りきれず女難で精神を病んでいきます。)
ただ、このクズ一号は、直接的な害という意味ではあまり問題ありません。周りの女性が喜んでるんだから確かに好きにやれば?という感想でしかないけれど、このクズが男友達や裏アカなどで自慢することによって間接的に被害をもたらします。
女は雑にあつかったほうが沼る。とか、貢がせたら好きになる。とか、まるで女性を道具に扱うような言説を調子こきながら垂れ流すのです。
それを真に受けたモテない男性が、一般的な女性にそれを実践し超絶に嫌われることは想像つくと思いますが、クズ一号は、特殊な条件を経て、その道にたどり着いたのです。絶対に真に受けないでください。誠実さを忘れてはいけません。
フェミニストが"男性嫌い"を発揮している光景を皆さん存じているかと思いますが、大体そのターゲットは異次元や異次元予備軍の奴らと、異次元に憧れて失敗した奴らです。
異次元モテ男の本命になるのは至難の技で、たったの一握りです。ほとんどが競争に破れ、涙を飲むことになるでしょう。ただ、その恨みを"男なんて"とヤケになってモテない男性にまで八つ当たりするのはみっともないからやめましょう。あまりにも品がないし、的外れです。
仮に異次元モテ男を捕まえても、そっからライバルがアリのようにわいてきますから、若いうちにしか踏ん張りが効きません。賢い知恵を持ち、多少物足りなくても、平穏を感じる誠実な男性と幸せに暮らすことをオススメします。賢い女性は競争から離脱し、平和を手にするのだと思います。
話を戻すと、古代からモテ人間は貴重でしたが、今はネットにより簡単に繋がれる時代だということです。それはリアルから出会った人間もネットのDMからやってきたりするのですから、もうリアルもネットも境目が無いのです。
そして男性は女性よりも遥かにモテ度に格差があり、それがギャップを生みます。主観的には警戒するかもしれないが、確率的に日本の男性はほとんど無害です。これは男性への警戒を解け。というわけではなく、本能的に危険な男性を呼び寄せることへの警告です。
そしてモテバブルというのは一生続きません。男女両方ともです。いきなり魅力が衰退した時、モテ時代の考えを引き継いだりすると、批判殺到するので、謙虚さを思い出さねばなりません。
逆に非モテから急にモテになる可能性もあるので、そこも決して破滅しないように自制が必要です。
羨ましいと思う人もいるかもしれませんが、そもそもモテること自体が不幸だと思います。タイプな異性がダースで自分を待ってるって、本当に精神も肉体も疲弊していく自傷行為ですよね。挙げ句の果てには復讐されるリスクも孕んでます。
モテ男やモテ女はあまりにもモテすぎて、婚期を逃すパターンもあるでしょう。仮に結婚できても逃げ場になる異性が多いので離婚になりやすいです。仮に離婚してもセフレに囲まれた自堕落の日々って哀れすぎる…。
もちろん本業や夢も疎かになります。大事なものの優先順位を持って。自分に厳しく。
さて、一部の男性は複数の女性に夢中になり、複数の女性が一部の男性に夢中になる現実は伝わったと思いますが、なぜこうなるのか、原始的な意味から解説したいと思います。
理論的に。男性はしようと思えば、一年に何十人もの女性を妊娠させることができますが、女性は一人の男性との子供しか身籠れません。
子孫繁栄の為に、男性が精子をばらまく、女性が一人の男性を選び、尽くし続けるというのは遺伝子レベルで利に叶っているのです。
例えば女性がどれだけその構造に批判的になろうが、「やっぱりあの男じゃないと物足りない」と感じていたならば、それは本能に踊らされていることになります。本能の強さは、またしても本能が強い人間を呼び寄せるからです。
本当は素敵で誠実な男性は無数にいるのです。理性的に見たらですけどね。本能がフィルターを通して一部の男性しか見えてないだけです。
これも、ネットがない時代はまだなんとかなりました。ネットが市場の需要を局所化して、いい男に視線が集中しすぎているのでしょう。
ただ、こういう問題を抱えつつ、平和なカップルは居ます。その二人の周りだけ光が差し込んでいるようです。一途こそ美しいものはないと改めて思いますね。
例えばイケメンだけど、遠くから観察したくなる、とか、美人だけど近寄りがたい、とか。本当にあれ、なんなんですかね。異性難に苦しむ人々と何が違うんでしょう?
容姿が有利なルッキズム社会ではあるけれど、モテる男女がイケメンでも美人でもスタイルが良いわけでもないパターンはよくあります。やはり、ホルモンバランスや、本能的なもの存在も視野にいれるべきでしょう。男性はテストステロンが高いほど、モテやすいそうですが、ジムに出入りしているマッチョたちが全員モテているわけではないので、単純な判断に用いるには曖昧なソースでもあります。
資本主義の格差と共に、モテる男の格差も広がり続けています。モテ女性はほどよくモテるし、ある程度いる、超モテ男性は究極完全体レベルにモテるし、滅多にいないのです。(全てではない。)
マッチングアプリで100倍モテない男性が欲する女性は、全てモテ男性に吸収されている。これは、資本格差も勿論、外見で言えば、多くの男性はメイクも整形もしないので、気軽に変身できない。仮にできても、メイク男子は現代でまだ一般受けしてない、筋トレは努力に時間がかかる上に別に女性全員がマッチョ好きなわけではない。など、色々な要因を推測できる。元のベースと人間力や才能、地位などで勝負しなければならない。ということなのでしょう。
多様性の世界で、少子化対策の為に税金の使い道は議論されるが、女性の分配は道徳的に無理そう。なぜなら人間には感情があるし、一度ドーパミンに溺れた女性は今さら格下と認識した男性にはときめかないから。
風俗の存在はモテない男性の欲求発散の場にはなっている。肝心な生殖機能を利用できてないので、子孫繁栄には別途解決策が必要。
一夫多妻復活か、子宮を備えたAIロボットでも作るか、そもそもロボット自体に人間界を任すか、優生思想を元にいけてる遺伝子だけで次々と赤ちゃんを作るか?(炎上しそう)など…今から議論しなければならない。
税金や社会保険料のカットは、金銭的な理由で。結婚できてない男女の家庭作りに大きな前進になるだろう。
ただ、もっと踏み込んだとき、忘れさられた男性たちをどうするか問題は、さらに解決をブーストすることになる。余裕のない国には本質が迫られる。綺麗事や、抽象論は豊かになった時にまたすればいい。
Mr.J-Boy
Tip1
話は変わるけれど、とある女性が性被害の現場を目撃したのにも関わらず、足がすくみ通報することができなかった。というツイートにたいして、擁護する声が沢山あった。性被害されたというレッテルをはられる女性が可哀想という理屈は百歩譲ってわかるとして、私は仮に自分の愛する人が性被害にあい、通行人が見てみぬフリしたら憤りを覚えると思う。ごめんね。勿論わかってるよ。一番悪いのは性加害する人だって。
被害届が受理されない、受理されても二次加害な怖い。そういった背景が6倍の暗数を生んでいる。それは心が痛むことだし、性別に問わず、臭いものには蓋をする姿勢が、そういった社会を作っている。
だけれど、根本的な部分で見てみぬフリをしているなら、男性がいくら気をつけても、道徳を啓蒙しても限界がある。少年院の6割の男子、7割の女子が虐待された経験があるように、加害者というのは元々被害者である確率が高く、社会の不公平に不満を抱いているから。人の良心に訴えることは素敵なことだけれど、次の被害者を生まないために、私たちの世代が強くなる必要がある。
警察庁では、性犯罪の被害女性に対して、初診料や診断書料、緊急避妊措置費用、検査費用などを公費(タダ)で支給している。
電話番号、♯8103(ハートさん)はフリーダイヤルで24時間いつでも無料。自分の住んでいる地域にある警察の性犯罪被害相談電話窓口にすぐ繋がる。
怖いと思うけれど、勇気を持って声を出して。ゲスな男性目線をハックすれば、性加害の6回に5回はウヤムヤにできる。これはとんでもなく恐ろしいことだと思う。6回中に1回、勇気のある女性が戦ってるということ。ちなみに被害度は女性と比べて少ないが、男性にも気をつけてほしい。冤罪率は5%なので、20回に1回が冤罪。この数値も女性の性被害そのものを減らせば計算高い腹黒女子も減るので、男性側も性被害に確固たる姿勢を見せるべきなのは間違いない。
Tip2
芸能人、グラビアアイドル、セックスワーカーやその他の水商売の人たちの金銭感覚が狂いがちなのは常識だけれど、これは短時間に大金稼げるからというより、他人の欲望を理解してしまう点にある。例えば芸能人なら羨望の眼差しで沢山見られると思うけれど、それは欲望そのものだ。女性のセックスワーカーなら性欲に溺れた男性が次々とやってくるけれど、性欲は欲望の代表格である。ここで欲望の理解を、「気持ち悪い」と全面拒絶すると業界で生きていけないし、生きていけてもメンタルに多大な負担がかかるので、ひとまず哲学的に欲望を客観視しなくてはならないわけだ。そうなると、徐々に欲望のハードルが下がる。人の欲望に寛容になるということは、また自らの欲望に寛容になるからである。心理学的に浮気を強く憎む言動を持つ人は、自分の浮気に大しても禁欲的というデータとも一致する。
欲望という抽象的な概念は、全てリンクしている。欲望の眼差しを浴び続ける人は、そのプレッシャーに耐える為に他者の欲望を理解し、また自らも欲深くなっていくリスクがある。物を限界まで大事にする、聖人君子的な性格と言われたマイケル・ジャクソンですら、スリラー以降やデンジャラス期を境に豪遊癖から抜け出せなくなった。
全てがこの限りではないが、今はSNSで素人がバズる時代であり、バズらなくてもDM等で異性が絶えない時代であり、知名度に比例せず収入が少ない場合は、財布の紐を一層キツく締めたほうがいいのかも。有名人の皆さん、お気をつけください。
さて、時間だ。またお会いしましょう。
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